1992年。日本で初めてのキャリアデザインスクールとして、我究館は誕生しました。そして、杉村太郎の思想と、我究館生とのドラマから生まれた一冊。 『絶対内定』シリーズ。就職活動のバイブルとして、多くの学生の皆さんの人生に寄り添い続けてきたこの本の2028年シリーズが、4月22日、店頭に並びます。18年連続第1位。その歩みにふさわしく、今年は金と銀の装丁に仕上げていただきました。 2冊並んだとき、静かに、しかし確かな「王道」を感じていただける一冊です。約30年前。 太郎さんがこの本を書いていたときの言葉を、私は今も忘れられません。 新婚旅行中であっても、大きなワープロを背負い、原稿を書き続けていた太郎さん。「これは、自分が亡くなった後にも若者に伝えておきたいことを綴った、ぼくの“遺書”だと思って書いている」まだ34歳だった彼は、そう言っていました。キーボードに向かうその後ろ姿は、まるで夢中でピアノを奏でるピアニストのようでした。「この爪の先から伝えたい思いが血となって、キーボードを通じて活字になり、原稿となっていく。そんな気持ちで書いている」その言葉の通り、この本には、就職活動をきっかけに考えてほしい、悔いなき人生とは何か、そして彼の生き方そのものが、刻まれています。変わるものと、変わらないもの。いま、時代は大きく変わり、就職活動も変化しています。そして情報は溢れ、何が正しいのか分からなくなり、「自分はどうありたいのか」を見失ってしまう学生も少なくありません。だからこそ私たちは毎年、“この、今の就活”を真正面から捉え、この一冊に反映し続けています。その両方に向き合いながら。この本は、内定を取るためのテクニック集ではありません。自分はどう在りたいのか。何を実現していきたいのか。そして、誰に、社会に、どのようなインパクトを与えていきたいのか。そして、「どう生きるのか」。就職活動という機会を通して、その問いに真剣に向き合い、その答えを、自分の言葉で語れるようになるための一冊です。感謝を込めて『2028シリーズ』を読者の皆さんに届けられるのは、編集をご担当くださった工藤さん、奥田さんをはじめとするダイヤモンド社の皆さん、そして書店の皆さんが、読者の皆さんとの大切な架け橋となってくださっているからに他なりません。心より感謝申し上げます。これからも、次の時代を生きる若者たちにとって、「原点」となる一冊であり続けられるように。『絶対内定2028』、まもなく発売です。この本を、次の時代へと繋いでいく。 それが、私の使命です。我究館館長 杉村貴子