「一番つらかった日、でも一人じゃなかった」——就活の山場を越えた8人のリアル就活の中で、一番つらかった瞬間は? そんな問いに、本音で向き合った8人の内定者たちがいた。舞台は、キャリアデザインスクール・我究館の基礎講義クラス「5B」の同窓会。第一志望内定をつかんだ彼らが、再びひとつの場所に集い、「就活の答え合わせ」を始めた——。泣きたくなる夜、焦燥で潰れそうな朝。それでも、前を向けた理由は何だったのか。そこにあったのは、自己分析やESの技術だけではない。「人とのつながり」「支えてくれる誰か」の存在だった。※本記事における登場人物は一部仮名表記となっています。「飲み会の輪の中で、僕だけ内定がなかった」——“なんで自分だけ…”そうつぶやいたのは、はるきさん。就活が一番つらかった瞬間を問われ、彼は迷いなく答えた。「あの飲み会の夜です。みんな内定が出てて、自分だけゼロで…」周りが冗談を言い合う中、自分だけがどこにも受かっていない。笑顔をつくっても、内心は焦りと悔しさでいっぱいだった。帰り道、一人で歩きながら泣きそうになったという。「でも、そこで折れてもしょうがない。“やるしかない”と思って。翌朝から面接練習、鬼のようにやりました」感情をエネルギーに変え、行動に集中した。支えになったのは、我究館の仲間たちと小田切コーチの存在だった。「やりたいこと」と「向いてること」がかみ合わなかった広告業界を志望していたけいすけさんは、ある時期、深く悩んでいた。「やりたいって気持ちは強いのに、自分には向いてないんじゃないかって…。面接で喋っても、なんか自信が持てなくて」「理想」と「現実」の間で葛藤する中、小田切コーチからかけられた言葉が転機になった。「“向いてるかどうかは、やってみなきゃわからない”って。そこから少しずつ行動できるようになりました」さらに、学生コーチたちとの面談も重ね、自己理解が深まっていったという。「本音で話すって、怖いけど大事ですね」と笑って話す彼の表情は、どこか晴れやかだった。「サマーで落ちまくった。予定ゼロの夏」レンさんにとっての山場は、サマーインターンの時期だった。「とにかく、受けても受けても落ちて…。“俺だけ何もない”って思ってました」周囲が次々に選考を突破する中、スケジュールは真っ白。自信をなくしそうになったが、小田切コーチとの1on1面談を週4回ペースで続けた。「やりすぎだった(笑)でも、そのおかげで、冬はほとんど落ちなくなったんです」ただ数をこなすだけではなく、「受けた後にちゃんと振り返る」ことの大切さを学んだという。「どれだけ頑張っても、結果が出ない」みくさんは、冬の時期に心が折れかけた。「毎日、真顔でした(笑)。ES書いて、Webテスト受けて…でも全部落ちるんです」メーカー志望で選考に挑んでいたが、どこからも通知が来ない日が続いた。努力をしているのに、報われない。「“私、何やってるんだろ”って、自分が嫌になりそうでした」そんなとき、小田切コーチからかけられたひとことが心を軽くした。「“それ、相性の問題かもしれないよ”って。ダメなんじゃなくて、合わないだけかもって思えるようになったんです」少し視点を変えるだけで、苦しさは和らぐ。そこから、みくさんは笑顔を取り戻し始めた。「とにかく動けば何とかなる」から抜け出せた焦りから、手あたり次第に企業へエントリーしていたゆみさん。「20社、30社…とにかく出してました。でも、結果が全然ついてこなくて」数を追うほど、一社ごとの質が下がっていく。疲弊する日々の中で、気づいた。「“選んで集中”しなきゃダメだって」志望度の高い企業だけに向き合い、エントリー数を絞ったことで、自分の言葉で語れるようになった。「ちゃんと“この会社に行きたい理由”を考えられたのが良かったと思います」「やればいい」から「考えて動く」へのシフト。彼女の選考は、その瞬間から好転していった。「比較してばかりだったけど、今は“自分”で選んだ道を誇れる」周囲の進捗に心が揺れたのは、レンさんも同じだった。「あいつは総合商社、こいつは外コン…。自分が何者か分からなくなってました」でも、何度も自己分析を繰り返す中で、自分なりの軸が見えてきた。「人と比べるのをやめて、“何を大事にしたいか”をちゃんと考えるようにしたんです」その結果、最終的には第一志望だった企業から内定を獲得。「“自分の人生を選んだ”って言える就活でした」と語る。「支えてくれる人がいた。それだけで救われた」どの学生も、つらさを乗り越えた背景には「伴走者」の存在があった。「小田切さんや学生コーチがいたから、前を向けた」「クラスの仲間の一言で救われた夜がある」「“ひとりじゃない”って思えたことが、何よりの強さだった」誰かと比べて落ち込むこともある。思うようにいかない日もある。でも、そのたびに声をかけてくれる誰かがいた。孤独じゃなかった。だから最後まで、諦めずにやれた。「また迷っても、ここなら立ち戻れる」就活に、正解なんてない。けれど、“一緒に悩める人がいる”ことは、正しさ以上に大きな支えになる。小田切コーチは最後にこう語った。「このクラス、本当によく頑張ったと思う。“誰かのために本気になる”って、そう簡単にはできないからね」レンさんがうなずきながら言った。「マジで、それです」 みくさんが続ける。「でも、私ひとりじゃ無理だった」 はるきさんが締めくくった。「このクラスだったから、最後までやれた。そう思います」次回予告|「なぜ、私たちは我究館を選んだのか?」次回の記事では、彼らが「なぜ我究館に入ったのか」「入館の決め手」を本音で語ります。塾・予備校が乱立する中、なぜこの場所だったのか? その“最初の一歩”に迫ります。https://www.gakyukan.net/news/2025080503