「役員面接」と聞くと、緊張感やプレッシャーを感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは一次・二次面接とは異なり、企業の最終判断を下す立場の人が登場します。つまり、“ここで印象が決まる”といっても過言ではありません。この記事では、役員面接の目的や質問傾向、好印象を与える答え方までをわかりやすく解説します。最後まで読むことで、どんな準備をすれば通過率を高められるのかが明確になります。役員面接はほぼ内定?落ちることもある?「役員面接まで進めば、ほぼ内定」と思われがちですが、実際にはここから落ちる人も珍しくありません。役員面接は能力よりも「価値観や人柄、会社との相性」が見られる最終判断の場です。一次・二次面接を通過しても、志望動機に一貫性がない、理念への共感が薄い、自分の考えを自分の言葉で語れないと、不合格になることがあります。一方で、通過する人は「経営層との対話を楽しみ、誠実に想いを伝えられる人」です。役員は“完成された答え”よりも、“どんな考え方で働く人か”を重視しています。つまり、役員面接は単なる確認ではなく、あなたと会社の最終的なマッチングを見極める選別の場です。緊張せず、自分の軸と企業への想いを言葉にして伝えることが、内定への一番の近道です。役員面接の対策前に知っておきたいこと役員面接は「最終確認の場」でありながら、同時に「経営視点からの見極めの場」でもあります。人事や現場責任者による一次・二次面接を経て、最終的に“この人を採るかどうか”を役員が判断します。そのため、スキルや経験の細部よりも、「価値観」「人柄」「企業との相性」が重視されます。つまり、自分の軸と会社の理念がどれほど一致しているかを見せることがポイントです。役員面接の目的役員面接の目的は、大きく分けて3つあります。1つ目は「企業理念との一致度を確認すること」。2つ目は「長期的に活躍できるかの見極め」。そして3つ目が「最終的な人柄のチェック」です。役員は現場採用とは異なり、企業の方向性や文化とのフィット感を重視します。そのため、単なる「やる気」ではなく、「自分がこの会社でどんな価値を出せるのか」を語ることが求められます。役員面接の形式や役職役員面接はほとんどが「個人面接」です。面接官は2〜4名ほどの役員や社長クラスが並び、学生・応募者は1名という形式が一般的です。面接時間は20〜40分程度で、雑談のように始まることもありますが、内容は非常に本質的です。緊張感はありますが、形式ばらず「対話」を意識すると、自然体で好印象を与えられます。役員面接の大体の通過率役員面接の通過率は業界や企業規模によって異なりますが、役員面接の通過率はおおむね30〜50%程度といわれます。「最終面接まで来たら内定間近」と思われがちですが、ここで落ちる人も少なくありません。理由は“能力”ではなく、“相性”や“志向のずれ”によるものが多いです。逆にいえば、価値観や姿勢がマッチすれば、確実に内定へと近づきます。ここでは「正解を言う」のではなく、「自分の考えを誠実に伝える」ことが重要です。二次面接との違い役員面接と二次面接の大きな違いは、「視座の高さ」です。二次面接は配属や職務適性の確認が中心ですが、役員面接は“企業全体との親和性”を見ます。質問も「どんな仕事がしたいか」から「どんな人生を送りたいか」に変わることが多く、視座の高さが求められます。また、ロジックよりも“想い”や“価値観”が評価されやすいのも特徴です。役員面接で面接官に評価されるポイントここからは、役員面接で特に重視される4つの評価軸を紹介します。どの企業でも共通して見られる観点なので、必ず押さえておきましょう。経営者視点で物事を考えられるか自分の軸が明確で一貫しているか誠実さと人間性が感じられるか将来の伸びしろと意欲があるか経営者視点で物事を考えられるか役員面接では、「自分が企業の一員としてどう価値を生み出せるか」を語れるかが大切です。学生や若手のうちは「学ばせてもらう立場」になりがちですが、役員は「どんな形で会社に貢献できる人か」を見ています。たとえば「お客様に何を届けたいか」「会社の成長にどんな形で関わりたいか」など、経営者の立場を意識して話すことで印象が変わります。自分の仕事が社会や組織にどんな影響を与えるのかを考えながら答えると、思考の深さや主体性が伝わり、信頼を得やすくなります。自分の軸が明確で一貫しているか役員面接では、これまでの面接との一貫性がとても重視されます。一次・二次面接で話した志望動機やキャリアビジョンがブレていると、「本当に考え抜いているのか」と疑われてしまうこともあります。逆に、過去の経験から得た価値観が一貫しており、その延長線上に「なぜこの会社で働きたいのか」が語れる人は、説得力が非常に高いです。大切なのは「正しい答え」を言うことではなく、「自分の考えを深く掘り下げて説明できること」であるといえます。軸が明確だと、言葉の端々から誠実さと信頼感が伝わります。誠実さと人間性が感じられるか最終的に役員が判断するのは、「この人と一緒に働きたいか」「会社の顔として任せられるか」という人間的な部分です。どれだけ優秀でも、態度が傲慢だったり、他者への配慮が欠けていたりすると評価は下がります。誠実さとは、正直であること、そして相手の話を真摯に聞く姿勢です。質問に対してすぐ答えられなくても、「少し考えさせてください」と丁寧に応じれば問題ありません。大切なのは、完璧さよりも“誠意が伝わること”です。一言一言に真心を込めて話すことが、最終面接で最も強い印象を残します。将来の伸びしろと意欲があるか役員面接では、現時点の完成度よりも「今後どれだけ成長できるか」が評価されます。企業が新卒や若手を採用するのは、将来の組織を担う人材を育てるためです。そのため、失敗を恐れず挑戦する姿勢や、新しい環境を楽しめる前向きさが大切です。完璧な実績よりも、「学び続けたい」「自分の力で課題を解決したい」といった意欲が伝わると、高いポテンシャルが感じられます。過去の経験を踏まえ、「次はこの力を伸ばしたい」と語れる人は、成長意欲と柔軟性の両方を持つ人物として高く評価されます。役員面接で通過するための4つの準備と対策続いて、役員面接で成果を出すための具体的な準備を4つに分けて解説します。実践的な内容なので、直前対策にも役立ちます。企業理念と自分の価値観を照らし合わせる過去の経験を“考え方”の面から語れるようにする自分のキャリアビジョンを具体化する逆質問を通じて経営に興味を示す準備と対策① 企業理念と自分の価値観を照らし合わせる役員面接で最も重要なのは、「なぜこの会社なのか」を自分の言葉で語れることです。企業理念やビジョンをしっかり理解し、それが自分の価値観や目指す方向とどのように重なるのかを整理しましょう。たとえば、「御社の『挑戦を恐れない』という理念に共感し、自分も困難を楽しみながら成長してきた」と具体的に伝えると説得力が増します。役員は理念に共鳴し、自社を長く支えてくれる人材を求めています。企業の想いをただ暗記するのではなく、自分の経験や信念と重ねて話すことが、最終面接で最も心に響く準備です。準備と対策② 過去の経験を“考え方”の面から語れるようにする役員面接では、単に「何をしたか」よりも「なぜそう考えたのか」を重視されます。成果や数字も大切ですが、経営層は“思考の深さ”を見ています。たとえば、「チームをまとめた」だけでなく、「なぜその方法を選んだのか」「どんな課題意識があったのか」まで語ると印象が大きく変わります。考え方を中心に話すことで、再現性のある成長力が伝わり、将来性を感じてもらえます。過去の行動を分析し、「どう考え、どう学び、どう変化したか」を整理しておくことが、役員の心に響く準備です。準備と対策③ 自分のキャリアビジョンを具体化する役員面接では「この人はどんな未来を描いているのか」を重視されます。5年後・10年後の自分の姿を具体的に語ることで、会社との成長イメージを共有できます。「まずは現場で経験を積み、将来的には新規事業を立ち上げたい」など、段階を踏んで話すとリアリティが出ます。抽象的な理想ではなく、「なぜその目標を持ったのか」「それを実現するために何を学びたいのか」を明確にすることが大切です。会社の方向性と自分のキャリアが重なっていれば、「長く活躍してくれそうだ」と安心感を与えられます。準備と対策④ 逆質問を通じて経営に興味を示す役員面接での逆質問は、他の学生と差をつける大きなチャンスです。経営層との会話では、業務内容よりも「経営の方向性」や「組織の価値観」に関する質問が効果的です。たとえば「今後の重点事業領域」や「新卒社員に期待する役割」などを尋ねると、視座の高さを感じてもらえます。逆質問は質問力だけでなく、企業理解や関心の深さの表れです。事前にIR資料や社長メッセージを確認し、会社の戦略を踏まえた質問を用意しておくと、「本気でこの会社を理解しようとしている」と好印象を残せます。役員面接で聞かれる質問10選と回答例ここでは、実際の質問と答え方のポイントを紹介します。答えを丸暗記するよりも、“自分の言葉に置き換える”ことを意識しましょう。志望動機を教えてください入社後にどんな仕事がしたいですかあなたの強みと弱みはなんですか今まで最も困難だった経験はなんですかチームで成果を出した経験とあなたの役割はなんですか5年後、10年後のキャリアビジョンはなんですか当社の経営理念をどう理解していますかあなたにとって仕事とはなんですか失敗から学んだことを教えてください最後に一言、何か伝えたいことはありますか① 当社を志望する理由を教えてください役員面接では「なぜ数ある企業の中でその会社なのか」を明確に答えることが重要です。理念や事業内容への共感を述べるだけでなく、「自分の経験や価値観とどう重なるか」を語りましょう。「御社の『挑戦を恐れず変化を楽しむ』という理念に共感し志望しました。大学時代の研究では未知の課題に粘り強く挑戦し続け、その過程で挑戦を通じた成長に喜びを感じました。今後は御社の事業を通じて社会に新しい価値を提供し、自分自身も常に挑戦し続けたいと考えています。」② 入社後にどんな仕事がしたいですかこの質問は「入社後のビジョンが現実的か」「会社の方向性を理解しているか」を確認するものです。「何を学び」「どう貢献したいか」というステップを具体的に話すと、将来の姿をイメージしてもらいやすいです。「入社後はまず営業として現場に入り、お客様の課題を直接理解する力を磨きたいです。その経験を通じて、ニーズを先回りして提案できる人材になりたいと考えています。中期的には新商品企画にも挑戦し、お客様視点から生まれるアイデアを事業として形にしたいです。御社は若手でも裁量を持ち、現場で成長できる環境があると伺いました。私も現場で培った知見を活かし、御社の成長に貢献できる人材を目指します。」③ あなたの強みと弱みを教えてくださいこの質問では、「自己理解の深さ」と「強みを仕事に活かせるか」が見られます。強みはただの性格特性ではなく、成果につながった行動として語ることが大切です。また弱みを聞く意図は欠点探しではなく、課題に、そして自分自身にどう向き合っているかを知るためです。弱みを隠さず、改善に向けて向き合っている姿勢を示しましょう。「私の強みはチームをまとめる協調性です。サークルの新歓活動で役割分担を整理し、希望者を目標より多く獲得することできました。一方で、人に頼るのが苦手な面もあります。最近はまずアウトプットしてフィードバックをもらうことを意識し、周囲と協力して解決する意識を持つようにしています。」④ 今までで最も困難だった経験は?困難な経験は「課題をどう乗り越えたか」を通じて、粘り強さや問題解決力を評価する質問です。難易度よりも、プロセスの具体性が重要です。また、結果だけでなく「そこから何を学んだか」まで触れると成長の姿勢が伝わります。役員は「失敗や壁にどう向き合う人か」を見ており、冷静な分析と前向きなアクションがとれる人材を好みます。「飲食店のアルバイトで、ピーク時に提供が遅れクレームが増えていたことが最大の課題でした。私は業務の流れを観察し、注文確認の手順を二重化。さらに新人向けマニュアルを作成して教育を改善しました。その結果、提供時間を平均5分短縮し、クレーム件数を半減できました。この経験から、課題を冷静に分析し、現場を巻き込みながら改善を進める力を身につけました。今後も粘り強く課題に向き合う姿勢を大切にしていきたいです。」⑤ チームで成果を出した経験はありますかこの質問では、「チームの中でどんな役割を果たしたか」「どのように貢献したか」が評価されます。重要なのは、他者と協力して目標を達成するためにどのような行動を取ったかという点です。単なる成功談で終わらず、「この経験を今後どう活かせるか」まで触れることで成長意欲を示せます。「私はゼミの研究発表でチームリーダーを務め、意見の対立による停滞を乗り越えました。議論が噛み合わなかったため、全員の意見をホワイトボードに書き出し、共通の目的を整理。役割分担を明確にし、進捗共有の場を設けました。その結果、研究は期限内に完成し、学内発表会で最優秀賞をいただきました。この経験から、相手の意見を尊重しつつチーム全体を動かす力を学びました。今後も協働を通じて成果を出せる社会人を目指します。」⑥ 5年後・10年後のキャリアビジョンは?この質問の目的は、「入社後の成長イメージ」と「会社との方向性の一致」を確認することです。理想を語るだけでなく、「まず何を経験し、どんな力をつけ、最終的にどんな価値を生み出したいか」を段階的に説明しましょう。会社の事業や文化と絡めて話すことで、この会社で実現できる未来を描ける人だと印象づけられます。「入社後5年は、まず営業職としてお客様の課題を深く理解し、課題解決力を磨きたいです。10年後には、その経験を活かしてマネジメントに携わり、チームでより高い目標に挑戦したいと考えています。大学で経済を学ぶ中で、仕組みを作ることで社会を動かす面白さを感じました。御社は若手から挑戦できる環境が整っており、学びながら新しい価値を創造できると確信しています。会社とともに成長し、将来的には社会に誇れる事業を生み出す人材を目指します。」⑦ 当社の経営理念をどう理解していますか経営理念に関する質問では、「理念をどれだけ自分ごととして理解しているか」が見られます。ただ暗記して答えるのではなく、「自分なりの解釈」と「それをどう行動で体現できるか」を語ることが大切です。理念は企業文化の根幹にあるため、共感度が高いほど定着・活躍の可能性があると判断されます。「御社の『未来を共に創る』という経営理念は、社会の課題に向き合いながら新しい価値を生み出す姿勢を表していると理解しています。私はゼミで地域活性化プロジェクトに参加し、住民と協力して新しいイベントを企画しました。互いに意見を出し合い、一緒に形を作り上げる過程にやりがいを感じました。御社の理念はその経験と重なり、私も仲間やお客様と共に未来を創る仕事に挑戦したいと考えています。」⑧ あなたにとって仕事とは何ですかこの質問は、あなたの価値観や人生観を知るためのものです。正解はなく、自分がどんな目的で働きたいかを誠実に伝えることが重要です。「生活のため」だけで終わると印象が弱くなります。価値観と照らしあわせ、自分らしい理由を中心に話しましょう。しっかりと、自分なりの仕事観を、自分の言葉で言語化しましょう。「私にとって仕事とは、自分の成長を通じて社会に貢献することです。学生時代に地域イベントの運営をした際、関わった方々から『ありがとう』と言われた瞬間に大きな達成感を得ました。自分の努力が誰かの喜び、そして地域の発展に微力ながらつながることにやりがいを感じ、それが働く原点になっています。御社の事業も、人と社会のつながりを支える点で共感しています。自分の成長を通して、より多くの人に価値を届ける仕事をしていきたいです。」⑨ 失敗から学んだことを教えてくださいこの質問は「失敗をどう受け止め、どう行動したか」を通じて、成長力や反省力を見ています。失敗そのものではなく、そこからの行動変化を具体的に語ることが大切です。正直なエピソードほど信頼を得られます。完璧な人よりも改善し続ける人が評価されます。「学園祭の実行委員を務めた際、準備スケジュールを甘く見積もり、直前で作業や調整が重なり大学側や参加サークルに迷惑をかけてしまいました。その経験から、計画段階でのリスク管理の重要性を痛感し、翌年はタスクを細分化して優先順位を明確にしました。その結果、全体がスムーズに進み、大きなトラブルなく成功につながりました。失敗を通じて、事前準備の大切さと、課題を共有することでチームが強くなることを学びました。」⑩ 最後に一言、何か伝えたいことはありますかこの質問は、面接全体の印象を決定づける締めの一言です。ここでは新たな情報を無理に加えるより、感謝や意欲をシンプルに伝えることが大切です。人によっては、ここでの言葉が最終判断に影響することもあります。「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。お話を伺い、御社の“挑戦を支える文化”に改めて魅力を感じました。私もその一員として、現場で学びながら成果を上げ、将来的には新しい挑戦をリードできる人材になりたいです。今日の面接を通して、御社で働くイメージがより明確になりました。入社後は期待を超える成果で必ず貢献してまいります。」役員面接で好印象な逆質問逆質問は、企業理解と入社意欲をアピールできる大切なチャンスです。特に役員面接では、会社の未来や自分の成長に関心を持っているかを見られます。たとえば「入社1年目で期待される役割はどのようなものですか」「御社の海外事業で活躍している方の共通点はありますか」など、前向きで具体的な質問が好印象です。一方で、給与や休日といった条件面ばかりを聞くと、“受け身な印象”を与えてしまうので注意が必要です。おすすめは、OB・OG訪問や説明会で得た情報をもとに、自分の成長意欲を示す質問を準備すること。事前のリサーチと意欲が伝われば、最後の瞬間まで「この人と一緒に働きたい」と思わせることができます。① 仕事内容・キャリアに関する質問新卒社員は、どのような役割を期待されていますか?若手が挑戦を実感できる瞬間はどのようなときですか?若手社員の方々はどのように専門性を高めていらっしゃいますか?② 企業文化・風土に関する質問チームワークを高める上で実施している施策などはありますか?御社の社風を一言で表すとなんですか?貴社で活躍している方の共通点を教えてください。③ 今後の展望や事業戦略に関する質問今後、特に注力されている事業やテーマはなんですか?社会の変化に合わせて、今後どのような会社の強みを伸ばしていきたいとお考えですか?新規事業や海外展開など、今後具体的にどのような挑戦を行っていく予定ですか?④ 役員個人への質問○○さんご自身が入社を決めた理由を教えてください。ご自身のキャリアの中で印象に残っている出来事はありますか?入社して「この会社で良かった」と感じた瞬間はどんな時ですか?役員面接の注意点役員面接で注意すべき点はどのようなものがあるでしょうか。下記に2つ紹介するので、ぜひ参考にして対策していきましょう。過剰な自己PR会話を意識注意点① 過剰な自己PR自己PRをすることは大切ですが、強みや成果を強調しすぎるのは印象としてよくありません。何事もバランスが重要です。自信を持つのは大事ですが、謙虚さを忘れないようにしましょう。注意点② 会話を意識役員面接となると、過度に緊張してしまい、会話が形式的になってしまう学生がよくいます。役員がみたいのは、一緒に働く仲間として、その人の素の人柄です。完璧に答えようとせず、誠実に会話する姿勢が大切です。役員面接についてよくある質問役員面接までいったらほぼ内定?「役員面接まで進めばほぼ内定」と思われがちですが、実際にはここから落ちる人も少なくありません。役員面接は最終確認であると同時に、「この人を会社の顔として迎えたいか」を判断する重要な場です。一次・二次で評価された能力だけでなく、価値観や人柄、将来の方向性が会社と合っているかが見られます。そのため、最後まで気を抜かず、自分の軸と会社の理念が一致していることを誠実に伝えることが大切です。完璧な回答よりも、自分の想いを真っ直ぐに言葉にする姿勢が、役員の心を動かす最大のポイントです。役員面接で落ちる理由は?役員面接で不合格になる原因は、大きく3つあります。1つ目は「志望動機やガクチカ、自己PRに一貫性がない」ことです。一次・二次で話した内容とズレると、信頼性が下がります。2つ目は「会社理解が浅い」ことです。事業内容や理念をHPの文言ではなく自分の言葉で語れないと、入社意欲が伝わりません。そして3つ目は「人柄が合わない」こと。スキルよりも一緒に働きたい人かどうかを見ているためです。逆にいえば、この3点を意識して準備すれば、役員面接の通過率は大きく上がります。役員面接の対策なら我究館の無料説明会!ここまで読んでみていかがでしょうか。役員面接を突破するためには、単に答えを暗記するのではなく、あなたの本音の想いを言語化する力と表現する力が欠かせません。我究館の無料説明会では、プロのコーチがあなたの志望動機・価値観・キャリアビジョンを一緒に整理し、経営層にも響く伝え方を丁寧に指導します。自分の強みをどのように表現すれば伝わるのか、どんな質問が来ても自分のことを自分の言葉で自信を持って答えられるようになることが目標です。一人で悩むよりも、経験豊富なコーチと共に準備を進めることで、最終面接でも自信を持って臨むことができます。ぜひ一度、相談会にお越しください!