キャリアデザインスクール「我究館」では、基礎講義の課題として「ネガティブポジティブ日記」(略称:ネガポジ)の毎日投稿をお願いしています。初めてネガポジを聞き、戸惑う我究館生もいるのではないでしょうか。意義を感じて投稿してもらうために、ネガポジを1年間続けている我究館生に、ネガポジを書くメリットや学んだこと、継続のコツをまとめてもらいました。ネガポジ投稿を目的意識を持って続けられるようになるので、ぜひ最後まで読んでください!目次筆者紹介我究館32期生、25卒のたけです。物流業界を目指して、2023年11月に我究館に入りました。就職活動では周りよりも、就職活動のスタートダッシュが遅くなってしまったことにとても後悔しました。しかし過去は変えられないので、コーチとの面談や学生との面接練習、自己分析を行いました。その結果、無事に第一志望の企業に内定することができました。この記事の内容で、皆様に少しでも貢献できれば良いと考えております。そのため執筆をさせていただきました。参考にしていただけるとうれしいです。ネガティブポジティブ日記(ネガポジ)とは何なのか?ネガティブポジティブ日記とは一日の生活の中で、感情がネガティブ、ポジティブに触れたことを記録するものです。気分を上下させる要素を自覚することで、ネガティブな行動を減らし、日々を安定的にポジティブな気持ちで過ごせるようになることを目的としています。継続することで、ポジティブ、ネガティブに触れる行動に共通点を見つけることができ、強みや弱み、大切にしている価値観が見えてくると言われています。ネガポジを始めようと思ったきっかけ我究館の課題で出されたので、宿題としてやりました。はじめは、やらされている感じでした。学校で出された課題を単位取得のためにやっている感覚でした。ネガポジを書いてきた期間と総数2023年11月から現在まで約1年間、合計30,000文字を書いてきました。1日だけでは少ないですが、全体的に見ればものすごい数になっていたので、卒業論文なのかと思いました。初期と現在のネガポジの比較実際に書いてきたネガポジの中から、初期の頃に書いたものと、最近書いたものを2日分お見せします。初期現在ポジティブ市民フェスティバルに参加した。そこでは、手話体験会や海外の服装展示会に参加しできた。→手話は難しいが、挨拶だけできるようになり、嬉しかった。→世界の服装を知ることができ、世界の文化により興味が湧いた。教授飲み会に行くことができた→自己PR &相手の話を聞き、そこから学ぶことができた。→社会人との交流はとても良い。→もっと積極的に学ぶことを心がけたい。ネガティブ若い人(同い年くらい)とは話せなかった。→市民フェスティバルに来る人は、子供or年配or家族なので、同年代がいないことにショック。→私たちが進める、自治体振興プロジェクトの改善点が浮き彫りになった。腹痛が心配すぎて死を意識した。→もし今日死ぬとしたら、何をやり残したかと意識して過ごすことが大切である→松下幸之助の本に書いてあったように、人生は不確実なので、いつ何が起こるかわからない境遇の中で悔いのないように過ごすことが大切だと感じた。まとめ本質的な面を見抜けていない本質的な面を掴んできている1年間継続して生まれた変化〜精神面〜1年間ネガポジを続けたことで、精神面・行動面ともに大きな変化がありました。まずは、精神面の変化を4つ紹介します。主体的な人間になる自己肯定感がアップする謙虚になるポジティブ人間に向かっていると感じる変化①主体的な人間になる主体的な人間になりました。人を変えるのではなく、自分が変わると言う思考を持てるようになりました。以前、友人が集合時間に遅れてくることがあることがあり、とても嫌な気持ちになりました。しかし、ネガポジで思考を整理したことで、私も時間にルーズであるということがわかりました。そして私は集合時間を1分たりとも遅れないということを徹底しました。その結果、私の友人も時間には徹底するようになり、円滑に遊びのスケジュールが進むようになりました。このように、矢印が外側から内側に向き、自分が変わるように努力できるようになりました。変化②自己肯定感がアップする自己分析を通じて自己理解が深まりました。そして強みを少々見つけるきっかけにもなり、自己肯定感が向上しました。具体的には、日記を通じて感情がネガティブに触れたとき、ポジティブに触れた時を言語化しました。さらに、それを深ぼっていきました。その結果、私には思い通りにならない際にネガティブ感情が転じることがわかりました。そのため、私の思い通りなるように最善の計画を立てるようになりました。その計画を達成するために考えて、行動を繰り返しました。初めは失敗続きでしたが、次第に成長していきました。そして成長することで自己肯定感も向上しました。変化③謙虚になる主体的な人間でありたいため、私が与える影響についてよく考えました。そしておのずと謙虚な心を持てるようになりました。例えば、日記を始める前は挨拶は自分からではなく、相手からされるのを持っていました。しかし続けることで、自分が与えている影響について改めて見直す機会が増えました。そして自分から先に挨拶をし、影響を与える人こそが主体的な人間であると理解ができました。それから毎朝を私から挨拶をするようになりました。変化④ポジティブ人間に向かっていると感じる強みや弱みを把握できるようになりました。そして強みを伸ばす方法や、弱みを克服する方法を考え、実行する力を得られました。具体的には、カフェのアルバイトを始めた当初、仕事の大変さに辛いと感じました。しかし辛いと感じているネガティブな要素を分析した結果、仕事ができていないことが原因だと理解できました。そのため、仕事をできるようになるために、できなかった仕事の内容を1日1回はイメージトレーニングするようにしました。その結果、人よりも2倍のスピードでできるようになりました。現在ではアルバイトのエースと言われるほどの人材まで成長できました。1年間継続して生まれた変化〜行動編〜精神面だけではなく、行動面も大きな変化がありました。生まれた変化を3つお伝えします。行動力が増えた健康的になった感謝を伝えるようになった変化①行動力が増えた行動力が増えました。挑戦(行動)し、フィードバックをすることで成長していくと言う好循環が生まれました。その中でも新しい場所に行きそこから学ぶことを多く行いました。なぜなら、挑戦して、失敗すれば学びがあると言うことを日記を通じて学んだからです。ネガティブポジティブ日記をやる前は旅行は年に3回程度でした。しかし日記を始めた後は月に1回旅行に行くようになりました。その結果、その場所でしか味わえないことや雰囲気を味わうことに、好奇心が湧き行動力が増しました。富士山に登頂する勇気、留学に行く勇気が出ました。実際の写真はこちらです。変化②健康的になった日々のパフォーマンスを保つために、睡眠や運動、食事に気を使うようになりました。日記以前の睡眠時間は6時間台でしたが、日記を始めて健康に気を遣えるようになりました。現在では7時間半は必ず取るようにしています。そして昼寝の時間もしっかりと確保するようにしました。変化③感謝を伝えるようになった私の運命を切り開くために、周りに良い影響与えるように意識するようになりました。小さな「ありがとう」を伝えるようになりました。以前はその人に割り与えられていた仕事は、その人がやって当然だと思っていました。しかし日記を通じて、他の人の仕事に感謝することで、感謝された人は承認欲求が満たされるということに気がつきました。そのため、相手の承認欲求を満たすために、感謝の気持ちを伝えるようにしました。その結果、私も人から好かれるような人間になりました。ネガポジを通じて学んだことネガポジを通じて学んだ2つのことを紹介します。日々自分と向き合う大切さを学んだフィードバックを繰り返すことで、日々成長していると実感した学び① 日々自分と向き合う大切さを学んだ自分と向き合うことで、自分の運命をコントロールできるという実感が湧きました。物事がうまくいかなかったら、自分自身の行い次第だという考えが芽生えました。具体的にはうまくいかなかった要因は何なのかとしっかりと分析し、次回行うときには必ず成功できるようにフィードバックをするようになりました。学び② フィードバックを繰り返すことで、日々成長していると実感した何か物事を行った際は、よかったことと悪かったことを私の中で整理します(=フィードバック)。これをやっている人は少ないので、私だけがやることで成長していき、そして成功につながりました。またフィードバックをしていることで、1度目にできなかった事が2度目にはできるようになります。そして2度目にできなかった事は3度目でできるようになります。それにより成長の時間が動きました。継続のコツこれまでネガポジによる変化やメリットを紹介してきましたが、最も難しいことは続けることだと思います。1年間継続できた秘訣を4つお伝えします。習慣化する継続の頻度、時間、タスク量他者に共有するすきま時間を活用するコツ①習慣化する習慣化することで止めるのが苦になる状態まで持ってくるのがコツです。毎日お風呂に入っている人がお風呂に入らないのが苦痛になるように、日記を書いている人が日記を書かないのが苦痛になる、そのレベルまで持ってくることが必要です。コツ②継続の頻度、時間、タスク量すきま時間を活用しています。1日5分だけ当てています。1日5分以内で書ける分量で書きます。1日5分というわずかな隙間により、継続できる可能性がものすごく向上します。はじめは1分でもいいので、継続していくことが必要です。気楽に進めましょう。コツ③他者に共有する他者に共有することによりやらなくてはいけない状況を構築します。自分が見られていると言うことを意識する必要がありました。私は毎日、我究館のスラックにネガポジを投稿しています。他者に共有することによってやらなくてはいけないという考えが生まれます。そのため、行動をすることを後押ししてくれます。コツ④すきま時間を活用する通学時間や待ち時間を活用して、タスクを終わらせています。隙間時間を活用することでより継続が可能になりました。私の場合、帰宅途中の電車の中で日記を書くと言うことを心がけています。帰宅時間は10分間でしたが、その間にタスクを取り組むことによって継続しやすくなります。まとめ1日や2日行っただけでは何も変わらないかもしれません。しかし半年1年継続してみることで成長は実感することができます。ぜひあなたも勇気を振り絞って行ってもらいたいです。そうすれば良い人生未来が待っていると思います。私は先に行きます。我究館生に向けて、最後にメッセージ課題もたくさんあり、時間を割くのが困難かもしれません。しかし1分でもいいので時間を割いてみましょう。それを継続していけば、自己理解が深まり、自己効力感、肯定感がアップします。ぜひやってみて欲しいです。