「将来海外で働きたい」「英語を使って仕事がしたい」「外資系企業で働きたい」という憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。留学中や長期休みを使って、海外で就業体験ができる海外インターンシップの解説をしていきます!日本国内では得られない貴重な経験ができ、就職活動でも他の就活生と差別化ができるため、選択肢の一つとしてぜひ検討してみてください。目次海外インターンシップとは?「海外インターンシップ」とは、海外にある現地の企業や日系企業、外資系企業、政府機関、NPOなどで、一定期間就業体験ができるプログラムです。主に学生や新卒など20~30代の人たちを中心に利用されています。インターンシップはアルバイトとは違い、社員に近い立場でより責任のある仕事を任されることが多いです。業務やビジネスの実践的な知識やスキルを身につけるだけではなく、異文化に触れることができるため、大きく成長できる貴重な機会になります。海外インターンシップでの経験は、就活でも大きな差別化のポイントとなるため、気になる方はぜひ本記事の内容を参考にチャレンジしてみましょう!日本と海外のインターンシップの違いとは言語が異なることはもちろんですが、最も大きな違いは雇用制度の違いから生まれるインターンシップの位置付けです。日本と海外のインターンシップの違いをまとめると以下のようになります。日本のインターンシップ海外のインターンシップインターンの目的業界・企業理解や早期選考就職する前に、実務経験を積む機会を得るインターン期間1日〜1週間程度が多い3ヶ月〜1年程度が一般的求められること将来のポテンシャルや志望度の高さ就業前にポジションに合った一定の職務経験やスキルを積むこと日本のインターンシップ日本のインターンシップは業界・企業理解や早期選考を目的に行われることが多いです。夏や秋に1日〜1週間程度の短期インターンシップが開かれることが多く、プログラムを通じて企業説明を受けられたり、実際に社員とお話しができたりと、インターネットでは得られないより詳しい情報を知ることができるでしょう。また近年では選考直結型が増えており、参加者に早期選考のルートが用意されていることがあります。一方で参加期間が短いため、実践的な業務経験やビジネススキルを得ることは難しいでしょう。日本はメンバーシップ型雇用(新卒一括採用)のため、採用の際に就業経験を重視されないことが背景にあります。海外のインターンシップ国によって異なりますが、海外のインターンシップは学生が就職する前に、実務経験を積む機会となっています。期間も長期(3ヶ月〜1年程度)が一般的で、実際の業務に深く関わり、プロジェクトの一員として責任ある仕事を任されることが多いです。日本との違いは、ジョブ型雇用が主流となっているためです。欧米などの海外では、予め業務内容が定められているジョブ型雇用が一般的です。そのため、就職する際には、事前にインターンシップでそのポジションに合った一定の職務経験やスキルを積むことが求められます。海外インターンシップの参加期間と違いは?一括りに海外インターンシップと言っても、会社や国によって期間は様々です。期間によって給与の有無も変わります。長期と短期に分けて見ていきましょう!長期の海外インターンシップとは3ヶ月〜1年以上の期間のインターンを指します。参加するには休学や休職が必要となりますが、企業の一員として実際に業務に携わることができます。実務やビジネス経験を積むことができ、給与がもらえることも多いでしょう。一方で社員に近い裁量権で働く必要があり、高い語学力が求められることも多いです。短期の海外インターンシップとは短期インターンシップは平均1週間〜1ヶ月、最長3ヶ月です。休学や休職をしなくても、長期休みを使って参加することができます。気軽に参加し、他国で働くという貴重な経験ができるでしょう。一方で短期間であるため、任せてもらえる業務の幅が狭かったり、社員と交流する機会が限られたりするため、十分な実務経験が積めないというデメリットがあります。インターンシップに参加する目的別で期間を考えることが大切です。海外インターンシップはこんな人におすすめ海外インターンシップに参加する目的は人それぞれですが、特にこんな思いを持つ人たちにおすすめです!将来海外や外資系企業で働きたい英語を使った仕事がしたい就職活動に活かしたい将来海外や外資系企業で働きたい海外インターンシップに参加することで、海外や外資系企業で働くイメージを明確にすることができます。コミュニケーションの取り方や仕事の進め方の違いなど、日本の組織との違いが多く見つかると思います。海外ではインターン生でも会議に出席し、積極的に発言を求められることがあります。その環境が適しているかどうか、肌身で感じる貴重な機会となるでしょう。またビジネスで使える語学力を磨くことができ、就職活動でもアピールできるでしょう。英語を使った仕事がしたい英語を活かして仕事がしたいと考えている人にこそ、海外インターンシップがおすすめです。英語でコミュニケーションを取る機会が格段に増えます。社員や業務で関わる人に接するため、自然に英語力を向上させることができます。会議やプレゼンテーション、会話やメールでのやり取りを通じて実践的な英語力を身につけることができるでしょう。また、英語を使って仕事ができたという経験が自信となり、将来のキャリアの幅を広げてくれるはずです。就職活動に活かしたい日本で就職活動をする際にも、海外インターンシップの経験が強いアピールポイントになります。日本国内でインターンシップを経験する人は多いですが、海外のインターンシップを経験した人は多くありません。他の就活生との差別化が図れるでしょう。また受ける企業が海外展開に力を入れていたり、これから注力しようとしていたりしたら、国際的な視点を持つ人材として高く評価されます。インターンシップを通じて培った語学力や異文化に適応する力、コミュニケーション能力は、就職活動を有利に進める上で強力な武器になるでしょう。円安だけど、海外インターンシップに参加できる?ここ数年は円安が進み、気軽に海外旅行に行くのも難しい状況が続いていますね。しかし、円安だからと諦める必要はありません。この状況だからこそ、海外で長期の有給インターンシップをするメリットがあります。例えば、最低賃金が高いオーストラリアなどでインターンシップをすれば、日本よりも高単価で稼げます。渡航費や初期費用は痛手ですが、事前に現地で生活できるだけの費用があり、さらに収入を得られれば問題ないでしょう。海外インターンシップを就活に使うための注意点海外インターンシップのエピソードを就職活動で使うために、注意点をご紹介します。海外インターンシップの目的と目標を明確にする海外インターンシップに参加している時は、受け身ではなく、自ら行動する海外インターンシップで磨いた語学力をスコアに残す海外インターンシップの目的と目標を明確にする海外インターンシップに参加する前に、参加する目的と目標を決めておくことが重要になります。例えば英語力を向上させることが目的だとして、「ビジネス英語を身につける」「英語でプレゼンテーションをする」など、具体的な目標があると、モチベーション高く日々のインターンシップの業務に臨むことができます。また就職活動で「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を聞かれた際のエピソードとして披露する場合、参加目的と目標は高確率で聞かれます。その目標に対して行なったアクション、直面した困難、解決策、学んだことを聞かれることが多いです。一貫した内容で話すためにも、最初からゴールを定めておきましょう。海外インターンシップに参加している時は、受け身ではなく、自ら行動する海外のインターンシップでは、自ら仕事を探すなどの主体性が大切です。何をすればいいのか分からないのであれば、積極的に周囲に何を求めているか聞きに行ったり、インターン生でも積極的に発言をしたりして、存在価値を発揮することが求められます。自ら機会を作ることで、より多くの実務経験やスキルを身につけられます。この姿勢は日本の就職活動でも高く評価されるでしょう。最初は失敗が怖いかもしれませんが、成長するための過程だと思って、積極的に行動しましょう!海外インターンシップで磨いた語学力をスコアに残す海外インターンシップで得た語学力は、客観的なスコアとして残しておくことが大事です。例えば、TOEICやTOEFLなどの英語検定試験を受けましょう。自分の語学力の証明になります。就職活動の際には、語学力のスコアを履歴書に書くことで、企業に対して自分の語学力をアピールすることができます。外資系企業や商社など、語学力を活かして活躍する人材を求めている業界では特に評価されるため、語学力が高いうちに必ず受けましょう。また、自分の成長を客観的に感じることができるため、インターンシップの参加前後に同じ試験を受けることもおすすめです。海外インターンシップのおすすめサイトここからは、実際に海外インターンシップを探す上で便利なウェブサイトを3つご紹介します。インターンスタイル(日本語)Intern Abroad HQ(英語)Goabroad.com(英語)インターンスタイル(日本語)株式会社SKYUS Educationが運営する日本初の海外インターンの専門サイト/ブランドです。アメリカやイギリス、ベトナムなど、様々な国の求人が日本語で紹介されています。リンク:https://www.intern-style.comIntern Abroad HQ(英語)手軽に海外インターンシップを見つけることができるサイトです。さまざまな分野のインターンシップが揃っており、国別や分野別に検索できます。初心者向けのプログラムも豊富で、初めて海外でインターンシップをする方におすすめです。また、各プログラムには細かい説明があり、参加者の口コミや評価も確認できます。リンク:https://www.internhq.comGoabroad.com(英語)世界中のインターンシップ、ボランティア、留学プログラムの情報を提供しているサイトです。検索機能が充実しており、自分の興味や希望に合わせて求人を簡単に見つけられます。また参加者のレビューや評価が載っているため、実際の体験談を読むことができます。リンク:https://www.goabroad.com海外インターンシップのFAQ海外インターンシップについて、よくある質問にお答えします。海外インターンシップに必要なビザは?他国で働くためには、就労ビザなど、その国で働くための許可証が必要になります。海外インターンシップをする際に使える一般的なビザをご紹介します。学生ビザに就労許可がついている留学する際に発行した学生ビザに、就労許可が付いていることがあります。基本的には就労時間に制限があることが多いです。留学中のインターン参加を検討している場合は、ご自身の学生ビザを確認してみてください。ワーキングホリデーワーキングホリデーは、協定のある2ヵ国間で利用できる滞在ビザの制度です。日本国籍を有する18歳〜30歳の人が使えます。外務省によると、現在はオーストラリアや韓国など、現在30ヶ所の国・地域と提携しています。有給インターンシップ用のビザアメリカには有給インターンシップのための「J-1ビザ・インターンシップ」があります。1年から1年半の滞在可能期間を得ることができます。習得するまでに数ヶ月がかかるため、早めの申請がおすすめです。海外インターンシップの給料は?国や企業によって大きく異なりますが、長期のインターンシップの場合は有給であることが多いです。一般的には正社員よりも低いことが多く、最低賃金が基準になります。お金を稼ぐという目的よりも、将来のキャリア選択を広げるための投資と考えるといいでしょう。海外インターンシップにかかる費用は?滞在する国や地域、期間、時期によって大きく異なります。ビザの申請費用や保険料、プログラムの参加費、渡航費、現地での生活費など出費もかさみます。有給インターンシップの収入に頼らず、滞在期間中に生活できるだけの費用を事前に用意しておきましょう。海外インターンシップに必要な語学のレベルは?海外インターンシップに参加するためには、一定の語学力が必要です。一般的には、ビジネス英語の基礎が求められることが多いです。具体的には、TOEICのスコアでいうと700点以上、TOEFLでは80点以上が目安となります。ただし、企業や業務内容によっては、これより高いレベルが求められることもあります。例えば、技術的な職種や専門知識が必要な場合、より高度な英語力が必要です。また、英語以外の言語が求められる場合もあります。語学力を証明するために、事前に資格を取ることをおすすめします。インターンシップ先でのコミュニケーションは、業務を進める上で必須のため、事前に語学力を磨いて臨みましょう。海外インターンシップに休学は必要なの?インターンシップの種類にもよりますが、1週間〜3ヶ月など短期で参加する場合は、夏休みなどの長期休みを利用することで、休学せずに参加できるでしょう。一方、半年〜1年以上といった長期間で参加する場合は、休学が必要になります。インターンシップで大学の単位が取れることもあるため、大学の制度を確認することをおすすめします。まとめ:大学生のうちに海外インターンに挑戦!参加のメリットや期間・企業の探し方を解説本記事では海外インターンシップに参加するメリットや種類、探し方、よくある質問への回答を紹介しました。就職先は日本国内だけではなく、海外に視野を広げることで、選択肢の幅が大きく増えます。海外インターンシップで培ったスキルや知識は、就職活動のみならず、その後のキャリアにも活かすことができます。海外インターンシップを探す第一歩として、まずは将来何をした上で、海外インターンシップに参加する目的を明確にすることが大切です。日本初のキャリアデザインスクール「我究館」では、自己分析を通してやりたいことを明確にし、就職活動やその先の夢の実現をサポートをしています。また同時に英語力を磨けるコースもあるため、将来海外や外資系での活躍をしたい方は、ぜひ下記リンクから無料説明会にご参加ください!