25卒の学生が早くも最終面接を迎えに時期に来ました。初めての最終面接は誰しもが緊張するものです。最終面接とはどういうもので、どう対応したらよいのかということを知りたい人に向けの記事になります。ぜひ活用できる内容を実践できるように読んでみてください! 目次最終面接(役員面接)は他の面接と何が違うの?筆記試験やグループディスカッション、動画選考、面接など最終面接の前にはたくさんのプロセスがあります。このプロセスを経たうえで最終面接を迎えています。そういう意味においては持っている能力値に関して、面接対象者同士に大きな差がない可能性が高いです。故に、最終面接で特に大事になってくるのは入社意思であり、志望動機です。他の面接よりも、「本当に入社してくれるのか」「どれだけ入社したいと思ってくれているのか」という要素が強いのが最終面接の特徴です。最終面接(役員面接)で意識したいポイントって?過去に様々な受講生を見ている中で内定パターンとして2つあります。①なぜその企業なのかということを明確に準備をし、内定するパターン②どの企業に対しても一貫して同じ主張をして複数の業界や企業から内定するパターンの2つです。両方の共通点は何だと思いますか?どちらの場合も自己分析の結果、「自分のことを、自分の言葉で、自信をもって語れる状態になっている」ことです。企業は「一緒に働きたい人」を探しています。その場合、ほかの就活生よりも自分を採用したほうが思う理由が明確であるかどうかは重要なポイントになります。それを言語化するプロセスが最終面接に向けて重要なことです。ポイント①徹底した自己分析企業は一緒に働きたい人を探しいるだけです。そのプロセスにおいて、自分が自分のことを理解し、相手にプレゼンできる準備が必要になってきます。自己分析をする上で大事なことは自分のことを点ではなく、線で語れるようになることです。どういうことかというと、1つの経験だけで自分のことを語るのではなく、一貫性や再現性を意識しながら過去現在未来という時間軸を意識して、一貫して自分のことを語れるようにしましょう。ポイント②企業理解と仕事理解業界や企業を知る方法はインスタグラムやYouTube、就活サイトを活用しながら大分やりやすくなっているのではないかとおもっています。ただ、仕事理解というところについては大きな差が出ます。最近はインターン参加からの早期選考が常態化しています。この流れのなかで、複数日程の中で実際の業務に触れ、仕事に対してのモチベーションと適性を採用する側と選考を受ける側双方の理解度や納得度が高い状態になることは最終面接において有利になることは明確です。これは入社後の活躍を想像したり、採用のミスマッチをなくしたりするうえでは当然有効な手段です。その上で有効な手段はOB訪問です。現場で実際に働いている人へのアクセスをぜひ試みて仕事に対してのモチベーションと適性を確認してみてください。それが最終面接で話せる内容の差別化につながります。最終面接(役員面接)で聞かれる質問最終面接だからと言ってすべて特別な質問が来るというわけではないはずです。ただ、面接をする側も受ける側も最終面接という場がどういう場であるかということを理解したうえで、コミュニケーションをとる必要はあります。以下に具体的な内容を書いていくのでぜひ参考にしてみてください。質問①自己紹介をお願いします。最初の30秒から1分にどれだけこだわるかということと、結果は大きく相関するでしょう。自己紹介は面接の冒頭でよくあるものです。そのよくあるものの大事さに気付いているかどうかは重要です。今回の場合においては、ただ名前と大学名だけを言うつもりであれば、それはやめましょう。皆さんは最終面接の場にいます。なぜ自分が採用される価値があるのかという点を明確に述べられるように自分の挑戦したいことやポテンシャルを言語化し、冒頭のアピールに端的に入れましょう。質問②当社を志望する理由を教えてください。志望動機で残念な事例は、HPに書いていることをなぞり、自分もそれをやりたいという内容です。面接官からすると、そこから「なぜそれをしたいのだろう?」とか「本当に大丈夫かな?」という懸念が頭にあるはずです。彼らの不安や懸念を払拭するような内容まで事前に整理しておく必要があります。もう少し具体的にいうと、入社後活躍するためにどう成長しようとしているのかとか、入社後大変なことにはどんなことがあり、それをも楽しもうという気概があるかどうかを語れるように準備をすることです。企業は採用にコストがかかってますし、入社後も費用が掛かることを知っています。故に、採用する価値があるかどうかという点は活躍する要素を感じるかどうかということにもつながります。入社後、自分が挑戦したいことと、自分の持っているポテンシャルや価値観を言語化し、準備を進めましょう。質問③入社後挑戦してみたいことを教えてください。私は受講生によく、「具体性と本気度」という話をします。本当に欲しいことや実現したいことについては突き詰める傾向にあるはずです。一方でどうでもいいことというのは適当にすることが多いでしょう。入社後挑戦したいことについても同様です。海外で活躍したい、営業成績を出したい、お客様へ貢献したい。どれも間違いではないでしょう。ただ、これらの言葉に対して、その会社に入ったうえでの具体的な内容をどれだけ語れるかが本気度になります。ネット上で知ることができる情報はたくさんあります。ただ、リアルを知りに行く努力をすることがもっとも大きな差別化につながると私は思っています。その理由は、人よりもめんどくさい時間のかかることを愚直にやるからです。仕事も同じで、目標達成に向けて愚直に努力する姿勢は重要です。入社後挑戦したいことを具体的に語れるように考えながら行動していきましょう。質問④強みや弱みについて教えてください。これもよく聞かれる質問のひとつです。今回は最終面接という場なので、強みについては職務適正があるかどうかを言語化できている必要性があります。世の中にたくさんの仕事があります。新卒でよく配属されるのは営業やアシスタント業務など現場の最前線での仕事でしょう。入社後必要な力があること、また将来的に会社で活躍することができる力を明言することも新卒として長期的に会社で活躍してほしい企業側からすると重要なポイントになります。弱みについては、自分のことを包み隠さず素直に語れることが出来るかどうかが大事です。就活生の立場からすると、自分のネガティブを言うことは落とされるリスクを自ら取りにいっているように感じて、躊躇する印象があります。ただ、私が大事だなと思うことは、自分の弱み(ネガティブ)を凌駕する強み(ポジティブ)を言える状態にあるかないかということです。このプロセスの中で葛藤としてあるのは、過去の自分を悔やむことです。過去の自分を悔いたり、否定しても何も変わりません。大事なことは過去の自分を受け入れ、そのうえで前や未来に向けて力強く歩み続けることです。この自己受容のプロセスを通じて、面接に対しての不安感を減らすことができます。質問⑤何か質問はありますか。(逆質問)面接の中で逆質問はよくあることです。過去には20分以上逆質問の時間があったということを聞いたことがあります。双方に一緒に働きたいかどうかを確認する場が最終面接だとしたら、一定の時間を逆質問にすることは当然でしょう。入社したいと思っている企業に対して、自分が知りたいことや確認したいことが5分もないということが事実だとしたら、それは本当に入社したい会社なのでしょうか?自分のためにも入社後の企業のためにも、自分の仕事の先にいる価値提供をする人たちのためにも自分の知りたいことを明確にしましょう。具体的に考えるヒントとしては、入社後の仕事内容にフォーカスするとよいでしょう。特にチームや組織が目指している方向性や、仕事の進め方、意思決定プロセス、求められるクオリティーや時間軸など実際に自分が現場に立った時にどんなことが振ってかかってくるのか、それを自分が喜んで受けられるのかどうかということは大事だと思います。仕事の対価として報酬を受けることを考えれば、その点を理解したうえで質問を考え、最終的にお互いに一緒に働く必要があるのかどうかを逆質問の時間で一緒に確認することをお勧めします。最終面接(役員面接)を突破できる人の特徴結論としては、入社して活躍しようというマインドセットが出来ているかどうかです。これは、能力が備わっているかということだけではなく、困難に対して向き合う覚悟や準備が出来ているかどうかという点が大事です。仕事をしていると、難しいことや逃げたくなることがあります。その時にあきらめる人とそうでない人がいるとしたら、企業としては後者を採用するでしょう。就職活動というプロセスの中で、自己理解を深めつつ、社会人として仕事をするということがどういうことなのかというマインドセットが重要であり、その準備を進めていきましょう。特徴①自分のやりたいことが明確入社後は仕事をします。すごく当たり前のことを言っていますが、就活中は内定することがゴールになりがちです。気持ちはわからなくもないですが、あくまで自分がどこで何の仕事をしたいのかという問いからずれたり、ぶれたりすることなく就活をすることが重要です。「自分が何をしたいのか、それはなぜか?」我究館生にはよくこの問いをぶつけます。私はこの問いは社会人になってからも非常に大事な問いだと思っています。就活するプロセスの中で、この問いに向き合い続け、最終面接で将来自分の上司になるであろう人達に対して、堂々と自分のことを語れる準備を進めましょう。堂々と語れる自信がない人は、その自分に足らないものに向き合い、改善をしましょう。特徴②困難を受け入れらる準備が出来ているか社会人生活の中では仕事を通して素晴らしい経験や体験ができる一方で大変なことも待っています。私も社会人1年目はできないことや至らないことが多すぎて、苦しかったことが多かったです。多くの社会人は似たような経験があるのではないかんと思います。新しい環境にいくので、難しさがあることは当然でしょう。大事なことはその前提で最終面接に臨んでいるかどうかです。自分の未来にわくわくしながら最終面接に臨むこともとても大事なことです。ただ、企業側としては将来的に活躍してくれる可能性がある人を多く採用したいという意図があるため、仕事で向き合うことになるであろう困難を認識、それを乗り越える気概と能力を持ち合わせていることを説明できる準備をすすめましょう。最終面接(役員面接)の通過率ってどれくらい?企業の規模やその前の選考プロセス、選考倍率や採用人数など複数の要因があるため、通過率を一般論として言及することは難しいでしょう。ただ、確実に言えることは最終面接でも落ちることは当然あります。最終面接は握手だけで、すでに選考要素がないということもあります。企業や業界によっても大きく異なりますが、最終面接の通過率は大体30〜50%と思っておけばいいでしょう。ただ、毎年我究館には総合商社の最終面接で落ちて、リベンジのために再度就活に挑戦する人たちがいます。あと一歩のところでお祈りメールをもらうことは誰しもあることだということを理解したうえで、大事なことは「なぜ自分を採用する意味や意義があるのか?」ということについて、自信と根拠をもって面接に臨める準備をしましょう。まとめ最終面接で大事なことは、ほかの候補者よりも自分が入社する人材であることを自信をもって語れるかどうかです。それはただ自慢話をすればよいわけではないです。自分と深く向き合い、自分がどういう人で、どこで何をしたいのかを語り、これから一緒に働くことになる人たちとの親和性や一緒になることの意味や意義を整理できているかどうかです。これらを整理するうえで大事なことは考えることと、行動することです。自分の理想を掴むために大事なことはそれを手に入れるまで思考し、行動し続けることです。決して一人で孤独に頑張ることなく、自分のことを応援してくれたり、信じてくれたりしてくれる大切な人と明るい未来に向かって日々一歩一歩前に進んでいきましょう。