エントリーシートは就職活動の中で非常に重要なステップです。企業にとってあなたの第一印象は、エントリーシートを通じて形成されます。そんな中、エントリーシート提出時の不安や疑問を抱えることはよくあります。この記事では、エントリーシートの平均通過率についてお伝えし、通過率を上げるための実用的なコツを解説します。あなたの就活を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。 目次エントリーシートの平均通過率エントリーシートの平均通過率は?エントリーシートの平均通過率は50%前後だと認識しておくのがよいでしょう。しかしこれは、全ての業界や全ての学生をならしたものです。 業界や企業の難易度、夏インターンや冬インターン、本選考といった時期要因、学生の学歴やガクチカの内容などによって大きく変動します。我究館に入館しES添削を受けた学生は、最初はほぼ全落ちでもES通過率はグンと上がりますし、ESで落ちることはなくなった=ES通過率100%になる学生もいます。業界や業種によって通過率に違いはある?もちろん、業界や業種によって通過率に違いはあります。就職難易度が高い企業や採用人数が少ない企業、誰もが知ってる大手企業や有名企業は応募数が増えてしまうのでその分通過率は下がります。通過率は『就職四季報』に載っている企業もありますし、採用人数から判断することもできるのでぜひ参考にしてみてください。大手企業と中小企業で通過率に違いはある?もちろん、大手と中小でも通過率に違いはあります。一般的には大手の方が中小よりも圧倒的に応募数が多いため、その分エントリーシートの通過率は低くなってしまいます。さまざまな業界の大手企業だけエントリーシートを出している学生も多く見受けられますが、そうすると業界の理解も浅くなりやすく、通過率も低くなってしまうこともあるため注意しましょう。エントリーシートの平均送付数ってどれくらい?人によってバラバラですが、20~30社程度が平均です。自信のない学生はもっと多く提出したり、業界を絞りきっている学生はもっと少なかったりしますが、目安として20~30社出しながら通過状況をみて追加していくのが良いでしょう。我究館に入館した学生もこれくらいが多いですが、極端な例だと3社しか応募して3社とも内定したり、80社以上応募して10社以上内定を獲得しその中で一番自分に合った企業を選択する学生もいます。エントリーシートは出さないより出した方が、将来の選択肢や可能性が広がるので、ぜひ積極的に出すようにしてみましょう。通過率が低いエントリーシートの特徴特徴① 文章が分かりづらい多くの就活生がまず最初につまづくのは文章が分かりづらい点です。結論から書けておらず、結局なにがいいたいのか不明だったり、文章がだらだらと長かったり、とにかく読みづらいことが特徴です。こういった文章は読み手の気持ちに立って文章を書く事ができないとみなされ、落とされるケースが非常に多いです。エントリーシートも、文字を利用したコミュニケーションなので、このようなわかりづらい文章を書く学生はコミュニケーション力や相手に配慮する気配りができないのではないかと思ってしまいます。 読み手のことを第一に考え、エントリーシートを書くようにしましょう。特徴② 当たり前のことができていない社会人として、学生としても当たり前のことができていないものもすぐに落とされます。例えば、誤字脱字、締め切りに間に合っていない、敬語などが不適切などが挙げられます。こういったものは本人の能力というよりも事前の準備やチェックなどで改善できるポイントなので、 これすらもできない学生は、企業からすると採用していとは思われないので落とされる可能性が非常に高いです。特徴③ 文章や内容がありきたりこのケースもまた非常に多いのですが、内容がありきたりなものも、通過しないケースが多いです。特に多いのが、志望動機がありきたりというもの。ネットで拾ってきたようなものや、誰が書いても同じような内容のもの、説明会やHPに書いてあることをそっくりそのまま持ってきているだけのものなど。人事担当者は何千何万とエントリーシートをみているので、そういったものは一発でわかってしまいます。 ガクチカや自己PRなどは、内容が被ってしまうことはしょうがない部分もありますが、エピソードの切り口などで差別化することはいくらでもできます。エントリーシートや面接は、正解があるものでも、〇点以上とったら合格というものでもなく、他者と比べられて他者より優れていたり会社とマッチするか、最終的に一緒に働きたいかで通過するかどうかが決まります。 自分が全体の中でどう見えているか、見られているのかといったメタ認知をできるようになりましょう。エントリーシートの通過率を高めるコツコツ① 細かなチェックを怠らないエントリーシートを提出する前に、最終確認の意味も含めて細かいところをチェックしましょう。・音読してみて誤字脱字チェック・質問と回答が一致しているか・一文が長くなりすぎていないか・略語や専門用語を使っていないか・敬語を正しく使えているかこういった点をチェックしましょう。「魂は細部に宿る」と言われるように細かいところにまで配慮ができるような人がビジネスマンとして重宝されるので確認は怠らずに行いましょう。コツ② 早く出す提出期限ギリギリではなく、なるべく早く提出しましょう。「ギリギリの提出」と「余裕を持った提出」、同じビジネスマンだったらどっちの人と一緒に仕事をしたいですか?こういったところに人間性や仕事に対する姿勢が表れます。 また、提出期限より早く出すことで企業の担当者にじっくり読んでもらえる可能性が高まるので、 エントリーシートに自信がない人ほど、こういった面で挽回していきましょう。コツ③ フィードバックをもらうおそらく、このエントリーシートの通過率を高めるコツの中で一番効果が高いのが、このフィードバックをもらうことでしょう。エントリーシートは自分の事を全く知らない第三者が読んでどう思うかで通過率が変わります。 つまり、提出する前にフィードバックをもらい、改善を重ねていけばエントリーシートの完成度が上がり、通過率がどんどん上がっていきます。我々、我究館のコーチのような就活のプロ、大学のキャリアセンター、身近な社会人の知り合い、就活を終えた先輩、両親など身の回りにはたくさんの大人がいます。ぜひ、たくさんの人からフィードバックをもらい、PDCAを回して最高のエントリーシートを作っていきましょう。コツ④ 読みやすさにこだわるエントリーシートは機械が読むものではなく、人間が読むものです。なので、相手の立場に立って読みやすい文章に仕上げることで、通過率があがります。・書き出し1行目で相手を惹きつける・数字を効果的につかう・エピソードの切り口を工夫する・PREPの構成を意識する・嘘をつかず本音をぶつけるこういった点を改善することで、より完成度の高いエントリーシートになります。 読みやすいかどうかも、上記にある第三者にフィードバックをもらい、チェックするようにしましょう。コツ⑤ 自分を磨くなんだかんだいって、学歴が低い人より高い人の方が通過率が高いですし、資格もない人よりある人、TOEICも点数が低い人より高い人の方が通過率が上がります。 もちろん学歴など変えられないものもありますが、もし自分の努力次第で向上できるものがあるのであれば、積極的に自分自身を高めるアクションを行っていきましょう。・英語を勉強してTOEICの点数を上げる・Webテストの勉強をして高得点をとれるようにする・簿記など汎用性の高い資格を取得する・髪型や服装を整え、写真映りや第一印象を高めるこういったことに積極的にチャレンジしてみましょう。もちろん全部やる必要はありませんが、エントリーシートにアピールできるものが多ければ多いほど、通過率は高まります。 かといって、英検3級やTOEIC700点以下など、対してアピールにならないものをとっても通過率は上がらないので注意してください。まとめエントリーシートの提出は、企業と初めて接点を持つタイミングであり、非常に重要なステップです。しかし、適切な準備とアクションによって、通過率を上げることは十分に可能ですし、対策によっては通過率100%を目指すことも可能です。明確な表現、読みやすさ、志望企業へ合わせたアプローチなど、エントリーシートの品質を向上させるためのコツはたくさんあります 自分の経験と人柄を最大限に伝えるために、ぜひ上記アドバイスを参考にしてください。 そして、自信を持ってエントリーシートを提出し、将来のキャリアに向けて一歩を踏み出しましょう。成功を祈っています。