就活の初めにすることと言えばといえば、自己分析。 就活の初めに自己分析から取り組む学生が多いかと思います。しかし世の中には、役に立たない自己分析ツールで溢れかえっています。今回は、日本社会に初めて「自己分析」という言葉を広めた「キャリアデザインスクール我究館」が、 「おすすめの自己分析ツールを知って効率的に自己分析をやりたい」 「自己分析ツールは実際に就活で役に立つか知りたい」 といった人に向けて、自己分析ツールについてお伝えしていきたいと思います。 目次自己分析ツールって就活に本当に役に立つの?自己分析ツールを利用すると、効率的に自己分析を進めることができるのでぜひ積極的に活用しましょう。しかし、自己分析ツールの中には、自分の会社のサービスを利用させるためや個人情報を手に入れるために無料でできるようなシステムのものや、本当に簡素で全く役に立ちそうもないものなどピンからキリまであります。下記に自己分析ツールを使った自己分析の注意点と自己分析ツールのおすすめを記載しているのでぜひ参考にしてください。自己分析ツールを使った自己分析の注意点占いのような簡素な自己分析ツールに惑わされないよくある自己分析ツールとして、心理テストのようなものやAIに分析させた、もはや占いといってもいいような簡易的なツールで世の中溢れかえっています。もちろん、きっかけやヒントとして活用するのはいいですが、それを信用するのはとても危険です。 なぜならそれは「統計データの傾向」であって、あなた自身を表すものではないからです。 それでいいのであれば、ESや面接でわざわざあなたのガクチカや志望動機などは聞かずに、心理テストだけしているはずです。実際の選考はそうではなく、あなたの過去の経歴や経験を深掘りしてきます。それはそれだけあなたの本質的な部分を知りたいからです。 人間は1人1人が全く違う人生を、それぞれの価値観で歩んでいます。その大前提をちゃんと理解しましょう。自己分析ツールだけで自己分析を終わらせない自己分析で必要なことは、自分のことを知ることではありません。心の底から自分のことを理解し、自覚することです。そのために自らととことん向き合うプロセスが求められます。 自分に何度も何度も問いを投げかけ、「なぜそう思うのか」「本当にそうなのか」「他にはないのか」と自分に矢印を向け続けます。 その中で、自分の至らなさに落ち込んだり、悩んだり、あるいは愛や友情を感じることもあるでしょう。そういったプロセスの中で得られる、自信や自己効力感、等身大の自分を認める事こそが自己分析の本質なのです。 そのためには、時間をかけしっかりと自分と向き合っていく必要があります。い人や自分のことを理解してくれていると思う人へ勇気を出して聞いてみましょう。自己分析に終わりはない自己分析を一通りやっただけでは、「自分の表面的な考え方の整理」に過ぎません。自分の本質を理解するためには、より深く多面的な目で捉えていく必要があります。 そのためには、何度も何度も自己分析をして自分と向き合うことが必要です。自分のガクチカ一つにしても、自己分析をしないで考えたときと、1回自己分析をした後に考えた時、更に自己分析を数回した後で考えると全然捉え方が変わってきます。 それは、事実が変わったのではなく、あなたの解釈が変わったのです。あなたがより深く多面的な目で物事を見れるよう成長したのです。このように、自己分析はやればやるだけ奥深いものです。しかし、就活にはもちろん期限があります。しっかりと期日と目標を決め、計画的に自己分析を進めていきましょう。就活で使えるおすすめ自己分析ツール5選おすすめ自己分析ツール①絶対内定絶対内定とは、毎年多くの就活生が読んでいる、日本で一番売れてる自己分析本です。大学生協にて15年連続売上1位のロングセラー自己分析本になります。(大学生協事業連合調べ、2008年1月〜2022年12月) 絶対内定は94枚のワークシートで「やりたいこと」「なりたい自分」が明確になり、 自身の強みや弱み、価値観(コア)を知り、心から望む仕事や企業を見つけ、第一志望の企業から内定を勝ち取るための書籍になります。学生のみならず、企業の人事部門や大学のキャリアセンター担当者や、就活生の親御さんからも圧倒的な支持を得ています。まず、自己分析は絶対内定から始めるという就活生の声は、毎年とても多く耳にします。ぜひ自己分析を本格的にやっていきたいという方は、手に取ってみてください。おすすめ自己分析ツール②自分史・モチベーショングラフ自己分析をする上で必ず作ってみてほしいのが、自分史とモチベーショングラフです。 最近では、選考で自分史やモチベーショングラフを提出させる企業も増えてきています。自分史とは、幼少期・小学生・中学生・高校・大学と時代にわけ、それぞれの時期に印象に残った出来事や注力していたことを書き表すものです。 モチベーショングラフとは、上記自分史をグラフにしたもので、横軸が時期、縦軸をモチベーションとしてグラフ化し、モチベーションが高い時期と低い時期を可視化するものです。どちらも自己分析の手法としてよく使われるものになります。この2つを作成することにより、自分がどんなときにモチベーションややりがいを感じる人間なのかという、仕事選びでも大切な自己理解が深まりますし、この2つをどれだけ精度高く仕上げることができるかによって他者と差別化できるかが決まってきます。おすすめ自己分析ツール③ジョブ・カードジョブ・カードとは、厚生労働省が学生、求職者、在職者など幅広い人の求職活動やキャリア形成に役立てることを目的に作った自己分析ツールで無料で利用できるものです。参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyouroudou/jinzaikaihatsu/jobcardsystem.html特に学生にとっては、自分自身のことを理解して、将来どのようなキャリアを目指したいのか、そのためにどうすれば良いのかを考えるための自己分析ツールとなります。 そうすると、就職活動で自分の言葉でしっかりと自己アピールできるようになり、ESに活用することも可能となります。おすすめ自己分析ツール④ストレングスファインダーストレングスファインダーとは、米国のギャラップ社が開発した才能診断ツールです。Web上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)がわかるものとなっています。有料ではありますが、ビジネスマンの調査結果を元に作られたプログラムなので、仕事やキャリアに特化した自分の才能を知ることができる、おすすめの自己分析ツールです。おすすめ自己分析ツール⑤VIAVIAとは、VIA研究所によって開発された強み診断ツールです。非営利団体のものなので、就活生やビジネスマンでも無料で利用可能です。24の強みから、特に突出しているTOP5の強みを診断することができます。下位にランクされたものは弱みというわけではなく、その強みがあまり表れていないということになります。幸福学やポジティブ心理学、ウェルビーイングを提唱している心理学者マーティン・セリグマンとメイヤーソン団体が開発をしており、心理学をエビデンスとしているので仕事だけではなく人生全般で役立つ強みを診断することができる自己分析ツールです。https://www.viacharacter.org/Survey/Account/Registerおすすめ自己分析ツール⑥他者のフィードバック手軽にできる自己分析として、他者に聞くというものがあります。他者からフィードバックをもらうことも自己分析においてとても大切です。 なぜなら、自分のことは自分が一番わかっていない、というケースがとても多いからです。 身近な人でいえば、親や兄弟、大学の友人、小中高で一緒だった友人、部活やサークルの友人などにぜひ自分の印象を聞いてみましょう。 他にも、バイト先の同僚や社員さん、今までお世話になった先生やゼミの教授、就活で知り合った就活仲間やOBOG訪問で出会った社会人の方々なども良いと思います。沢山のフィードバックを受けることが、自分の自己分析の精度を高めることに繋がります。おすすめ自己分析ツール⑦エニアグラムエニアグラムとは、様々な質問に答えることで9つの中の性格から自分の性格を診断するという自己分析ツールです。 ギリシャ語でエニアは9、グラムは図という意味になります。1960~70年代にかけて、アメリカで精神医学や心理学の研究者が研究を重ね、理論を発展させました。シンプルでわかりやすく、無料で診断できるウェブサイトもいくつかあるので、心理テスト感覚で手軽に利用できる自己分析ツールとなります。https://www.enneagram.ne.jp/about/diagnosis/dns01AIを使った自己分析ってどうなの?AIの普及に伴って、自己分析をAIによって行うツールも増えてきています。AIを使った自己分析は本当に効果的なのでしょうか?結論、深い自己分析をするのであればAIを使った自己分析ツールのみで自己分析を終わらせることはおすすめしません。あくまで、導入として自分がどのような人間かを調べてみるためのツールとして活用していきましょう。AIはまだまだ人間の感情や思考について読み取ることはできません。人の感情は人がもっとも理解できます。よって、自己分析もただAIを使って壁打ちするのではなく、人との対話によって自分の感情や思考、価値観について理解していくことがもっとも効果的です。ぜひ自己分析でもしっかりと就活対策をしていきたいという方は、AIだけでなく他の人との自己分析も大切にしていきましょう。他の就活生と圧倒的な差別化をしたいなら上記以上に他の就活生と圧倒的な差をつけたいのであれば、キャリアデザインスクール我究館に足を運ぶことをオススメします。我究館とは、日本初の就活塾・キャリアデザインの学校として1992年に創業し、過去30年間で10,000人の卒業生を輩出。第一志望企業への内定率は業界No.1の93.1%を誇ります。 また、日本で初めて「自己分析」という言葉を広めたスクールで、そのノウハウを生かしてあなたを内定まで導く場所となっています。本質的な自己分析、コーチとの回数無制限の1on1面談、同じ志を持つ就活仲間とのクラスを通じ、内定をゴールにせず自分のキャリアを自分で決める場所として、毎年多くの就活生に支持されているスクールとなります。まとめ以上、自己分析ツールについての記事はいかがだったでしょうか。もちろん、すでにわかっているかと思いますが、自己分析は学校のテストと違って正解はありません。暗記したり理解すればいいというものではありません。一回やったからといって身につくものでもありません。何度も何度もやり直したりして、自分と向き合っていくことがとても大切です。まずは今回おすすめさせていただいた自己分析ツールをきっかけに、あなたの自己理解を深めていきましょう。