94枚もある絶対内定のワークシート。どのように活用することが正解かがわからない人も少なくありません。今回は絶対内定の共著者である藤本が各ステップごとに意識することや活用方法を説明します。本記事を読み進めていく中で少しでも興味を持てた方は、絶対内定のワークシートをあなたの就活の自己分析にぜひご活用ください。 目次絶対内定のワークシートの構成絶対内定のワークシートは、深く自分と向き合うことで、本来の自分への自信を得られるように設計されています。その自信を得るためには自分のことを過去・現在・未来という時間軸で、自分の言葉で語れるようになることが大事です。そのために、絶対内定にはたくさんのワークシートがあります。たくさんのワークシートから逃げ出したくなることもあると思いますが、少しずつでも大丈夫なので自分と向き合いながら言葉を紡いでいきましょう。ステップ① 一晩でできる我究我究をする上でまずはこれをやるべきというワークシートを厳選した、最初のステップになります。質問によってはスムーズにかけるところとそうでないところがあると思います。ちゃんと書けないからあきらめてしまう方もいますが、ここで大事なことはとにかく1回すべてのワークシートに向き合うことが大切です。思うように書けていなくても、完璧に書けていなくても最初は気にしなくて大丈夫です。まずは書くこと、そしてどんなところに自分が難しさを感じるのかを言葉にしましょう。また、ステップ①の1枚目と2枚目のワークシートには、共通点を書くところがあります。共通点を言葉にすることは我究する上で最初に躓きやすいところです。ワークシートの中で具体的に出てきた言葉を抽象的にするプロセスは、我究をする上でとても大事なことであり、自分のコアを言語化するうえで大切になります。慣れるまでは難しいかもしれませんが、いくつか出てきた言葉の共通点を言葉にしてみましょう。そして、よく出てくる自分の言葉に注目しつつ、その言葉の自分の意味や定義を言葉にしましょう。ステップ② 過去を振り返るステップ②は経験マトリクスという形で自分の過去の経験をたくさん言葉にしてもらいます。小学生や幼少期の記憶は薄れていることも多いので家族に話を聞いてみたり、アルバムなどを見ながら書いたりすることで言語化が進むのでおすすめです。27枚目に他人から見た長所と短所のページがあります。人によってはこのページの難易度がとても高い可能性がありますが、私はこのページはとても大事だと思っています。その理由としてワークシートの目的である、深く自分と向き合い、本当の自信を手に入れるというプロセスの中で自分の至らなさに向き合うことは本当に重要です。言葉にして自己理解をするだけではなく、実感値として自己受容出来てこそ本当の自己分析であり、それが我究だと私は思っています。ぜひ、親しい人や自分のことを理解してくれていると思う人へ勇気を出して聞いてみましょう。ステップ③現状を整理するステップ③では、自分の現状における強みと弱みにフォーカスしています。ここで重要なことはなぜ自分にはその強みや弱みがあるのかということを過去の事例から言葉にしていくことです。実際に我究館生とのコミュニケーションで大きな影響を与えているのは家庭環境と小学校までの環境が大きな影響を与えているなと感じます。きっかけはいじめなどネガティブで大きな影響が関係していることもありますし、家族が日常的に自分に対してとってきた行動(肯定や愛情、強制や否定など)が性格を形成していることが多いです。受験環境やスポーツなど競争環境が強かったかどうかなどもパーソナリティーに関係していることが多いです。自分の強みや弱みを言語化するとともに、その背景にある自分のこともぜひ言語化してみましょう。ステップ④ 社会と自分の未来を考えるステップ④からは未来について考えていきます。ここで大事なことは、実現可能性は一旦無視して、本音で自分の欲望や希望を素直に言葉にすること。なぜそれが欲しいのかを言葉にすることです。特に年収などは今までの自分の生活以上のものを望んでいることが多いかと思います。もちろん、実家が裕福でそれによって人間関係など苦労がある人はお金による弊害みたいなものを認識していることもあり、大事なものは人により異なります。ここでは自分が人生の中で本当に手に入れたいものが何で、なぜそれを手に入れたいのかを言葉にすることが大事になります。ステップ⑤ 自分の向上ステップ⑤では理想と現実のギャップを言葉にすること、そしてそのギャップを埋めるための行動について考えていきます。絶対内定のワークシートを活用するために2つ越えないといけない壁があります。1つは大量にアウトプットする中で乗り越えないといけない言語化の壁。もう1つは自分が描いた理想に近づいたり、手に入れたいものを手に入れたりするために行動することです。ここでは実際に現状突破のためのアクションを言語化してもらいます。その挑戦を書いたときに、「頑張りたいけど不安」という感情になるでしょう。ひとりで考え、ひとりで挑戦し、ひとりで成功する。このような人も世の中的にはゼロではないと思いますが、非常に難しいと私は考えます。ゆえに我究館は仲間と共に切磋琢磨することを大事にしています。ステップ⑥ 就職対策「ここまで就職活動に直接関係あるの?」と思われている方も多いと思います。安心してください。ステップ⑥で一気に就活で必要なことが増えます。絶対内定で大事なことは我究(自己理解)と社究(仕事理解や社会に対しての理解)です。業界研究や企業研究に主に取り組んでいる人は一般的に多いと思いますが、自分が携わるであろう仕事に対して理解しようとしている人は少ない印象です。ただ、ここで忘れていけないことは企業は一緒に働きたい人を見つけるために採用活動をしています。すると、自分が持ち合わせている能力やマインドが、実際の職場でどう活かされるのかということを現場での仕事を理解したうえで話せるかどうかが大事になります。そのためにはインターンシップや社会人訪問など自分から必要な情報にアクセスする行動を大事にしましょう。ワークシートを進める上で意識したいことワークシートを活用する中で大事なことは何か?たくさんありますが、ここでは重要な2つ挙げたいと思います。1つは徹底的に言語化すること。もう1つは表層的な言葉ではなく、自分が本当に思っている言葉を連ねることです。大量のワークシートに取り組むことは決して簡単ではありませんが、ぜひこの2つ意識しながら挑戦してみてください。徹底的に言語化することワークシートに取り組む方の多くは、質問に対してただ答えるとという意識になりがちです。しかし、絶対内定のワークシートに取り組むうえで大事なことは自分が書いた回答に対して「なぜそうなのか?」ということを再度問いかけることです。加えて、「本当に?」や「具体的には?」という問いも言語化するうえで重要な問いになります。また、ワークシートを取り組む中でよく出てくる言葉をピックアップし、自分のコアとどういう関係があるかを考えることも重要になります。そのコアな言葉が見つかると、それが自分らしさにつながり、より本質的な自己分析になっていくのでぜひ意識してみてください。表層的な言葉ではなく、自分が本当に思っている言葉を連ねることここも非常に大事でありながらも、とても難しいところになります。自分の本音とは何かという話になりますが、1つ定義としてあるのは「感情が動いたかどうか」というのがポイントになります。ここでいう感情はポジティブなこともあれば、ネガティブなこともあります。考えただけで寝れなくなるほど興奮する未来を思い描けたときはポジティブな意味で感情が動いています。誰にも今まで言えず、ずっと自分で我慢していたり、閉ざしていたりしていた感情や想いを言葉にすることで悔し涙や悲し涙を流すときはネガティブな感情が動いたことになります。どちらの場合にしても非常に価値があることになるので、表面的な言葉を重ねるのではなく、感情が動くような言葉をどんどん重ねる意識でやっていきましょう。絶対内定のPDFはダウンロードできる?絶対内定のワークシートはPDFは、現状はありません。実際の我究館生の活用の仕方としては、絶対内定に直接書き込むパターンやエクセルを活用したり、ワードを活用したり、ノートに手書きで書いたりとそれぞれのやり方をしているので、そのような書き方がおすすめです。書く文量に制限はないので、PCやノートを活用して思いの丈を書けるだけ書くことを意識していきましょう。また、絶対内定のワークシートは何周もやって自分の思いや価値観の変化を捉えることが大切になります。就活が終わっても自分が意思決定に迷ったり、大事な意思決定をする際の大きな指針や方針になるので、その時に再度活用するものだということも忘れないでください。まとめいかがだったでしょうか?絶対内定のワークシートに取り組む意味や方法は深まりましたか?最も大事なことは絶対内定のワークシートをただの就職活動におけるプロセスとして作業にしないことです。自分の感情を動かすほど自分と向き合いながら、過去・現在・未来に目を向けて言葉を紡いでいく。そして、今までの自分を受け入れた上で、心からわくわくする未来の自分に近づいていく。そのための行動変容を起こし、成長し、結果を出せるようになって初めて絶対内定のワークシートが意味を成しえたことになります。大変有難いことに絶対内定が多くの方に支持されている理由は、それを体現されている方々後を絶たないこと、そして、その方々が就職活動等人生の岐路になっているときにおすすめしやす書籍であることです。みなさんも本記事で本紹介させていただいたような絶対内定のワークシートの取り組み方を活用して、少しずつでも確実に理想の自分に近づいていいきましょう。