面接の冒頭に求められることの多い自己PR。「企業の求める人物像に合わせるべきか」や「ESに書いた内容そのままでいいのか」など、面接での自己PRに関する就活生の疑問はさまざま聞かれます。本記事では、面接での自己PRについてポイントを詳細にお伝えします。我究館に通った生徒の例文も載せているので、面接を控えている方は是非最後までご確認ください。 目次面接における自己PRで特に意識したいポイント面接での自己PRはその後の面接内容に大きく繋がる重要なパートです。面接官は自己PRで伝えた特徴を頭に入れたまま、ガクチカや志望動機等他の質問をします。自己PRした内容が適切であればその後の質問の回答がよりイメージしやすくなりますし、逆によくわからなかったりイメージと合わなかった場合は違和感を呼びます。下記特徴を押さえ、その後の面接をスムーズに進めましょう。結論ファーストで一つのPR要素を伝える短くわかりやすくが鉄則です。主体性と協調性のように複数の特徴をアピールしたがる方が居ますが、面接官にとっては頭が散らかってしまうため1つに絞りましょう。なお、自己PRは強みを伝えるものだと思ってる方が多いでしょうが、そんな事はありません。大事にしている価値観や自分のモットー等を伝えて頂いても結構です。とにかくシンプルに一つの特徴を伝えることを意識して下さい。PRする内容の背景を伝えるすぐにPR要素の根拠となるエピソードを伝える方が多いですが、その前に必ずPR要素の背景を伝えるようにしましょう。具体的なエピソードを聞いても、信憑性に欠けてしまいますが、いつからその特徴ができたのかや、そのPR要素ができたきっかけを話すだけで面接官の納得度が上がります。PR要素は覚えてもらいやすいようにユニークにする主体性やリーダーシップと言われても定義が大きすぎて印象に残りにくいです。印象に残るためには、少しユニークさを加えることがおすすめです。下記テクニックに沿ってアレンジしてみましょう。テクニック①:ワードを具体化する PRしたい要素が「主体性」なら 、「指示されたことは必ず一番に取り組む」に変換する。テクニック②:比喩を使う PRしたい要素が「素直さ」なら 、「スポンジのような素直さ」と言い換えるテクニック③:モットーを使うPRしたい要素が「傾聴力」なら、「 私の強みは傾聴力です。まずは相手の話を全て聞くことをモットーにしています。」と自分の信念を語る。伝わる自己PRの構成以下のように設計すればシンプルで面接官に伝わりやすい自己PRとなります。是非参考にしてみてください。①結論:「自分は~な人間です」or 「私の強みは~です。」まずは結論から話すが基本です。「私の強みは~」から始めるのがオーソドックスですが、価値観や特徴を伝える場合は「私は~な人間です。」のような構成もOKです。ポイントは、上記の通り覚えてもらいやすいよう、ユニークさを少し出す事です。②PRする内容の背景ここが最も重要です。PR要素の信憑性を高めるために、背景を説明しましょう。背景を思い出す上で重要な観点は、「いつからその特徴があるか」です。その特徴ができた起源を話せば、面接官は納得するでしょう。起源は直近の話ではなく、幼少期等から考えて頂いてもかまいません。③具体的根拠具体的にその強みを生かしたエピソードをお話しください。ポイントは、長々とエピソードを語らず、複数のエピソードを短く話してPR要素の再現性をアピールする事です。④その特徴を社会でどう生かしていきたいか締めの言葉として、今後のそのPR要素をどう社会で活かしていくかを話しましょう。その会社でどう活かすかの話をするのも良いですが、就活生はその仕事を経験していない事もあり、的外れな事を話してしまう可能性があるため、社会人としてどう活かすかのを話す方が無難です。トップ企業に内定した我究館生の自己PRの例文をご紹介上記の要素をがすべて入った、我究館生の実際の自己PRです。是非参考にしてみてください。強み①:真面目さ(勉強を頑張ってきた)私は、当たり前なことを誰よりも極め、信頼を得られる人間です。周りからはよく「本当に真面目だよね」と言われます。中学生時代、授業中の先生の発言に毎回反応をしていることを評価していただいた経験から、当たり前なことを継続することの重要性に気づきました。それ以来、凡事徹底を誰よりも意識するようになりました。大学時代では、授業の予習を毎回A4ノートにびっしり書き込んで最前席で授業を受け続けたところ、私の事前準備の量を見て教授が感動してくださり、授業アシスタントに抜擢されるほどにまでなりました。社会人でも当たり前なことを誰よりも真剣に取り組んでいきたいです。強み②:負けず嫌い私は負けず嫌いな性格です。「勝つまでやり続ける」をモットーに、今まで結果を残すために圧倒的な努力をしてきました。幼少期から1歳違いの兄と比較されてきたこともあり、どんなことに取り組むにも結果を意識して人一倍努力してきました。高校生時代のサッカー部の活動では、同じポジションの先輩に代わってスタメンを獲得するため、毎日2時間のランニングや試合動画の分析を行い、2カ月でスタメン出場を果たしました。また、大学時代の電話営業のアルバイトでは、新人賞を獲得するために全社員の中で最高架電数をこなし、営業トークを録音して先輩にフィードバックをもらうなどして、新人賞と最多アポイント賞を獲得しました。社会人になってからも、この負けず嫌いな性格を生かし、私の目指す「結果を残し、信頼される人間」に近づけるよう圧倒的な努力を継続していくつもりです。まとめ自己PRは基本であり、例文が多数存在します。その中で最も重要なのは印象に残る事。つまり、面接官に覚えてもらう事です。そのためにはシンプルにユニークに作成することが必須です。是非ご紹介した型や例文を参考にしてみてください。