今回のブログでは、これから自己分析を始めようとしている人や、自己分析を始めたがやり方がよくわからないといった人たちに向けて、自己分析の簡単なやり方を解説していきます。我究館に来る学生からもよく、「自己分析って何をどれだけやればいいんですか?」「自己分析が必要なのは分かってるんですが面倒くさいんですよね」といった声をよく聞きます。そういった人はぜひ、このブログを読んで、自己分析を効率的にかつ楽しく行う方法を学び、自分の強みや弱み、そして価値観を明確にしていきましょう。 目次簡単な自己分析はまずこれをやるべき自己分析では、「価値観」「強み」「弱み」「夢」をそれぞれ言語化していきましょう。就活では、「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」を聞かれることがほとんどですが、それぞれ「過去」「現在」「未来」という時間軸に連動しており、その一貫性が見られています。簡単な自己分析ではまずは以下のことを明確にすることを意識して、取り組んでいきましょう。・過去~現在にかけて、どんな価値観が育まれてきたのか・どんな強みや弱みを持っているのか・これからどんな夢やビジョンを実現していきたいのかこれらを言語化し、企業に寄せるのではなく自分の言葉で自信をもって語れるようになることがゴールです。なぜ多くの就活生が自己分析を後回しにするのか自己分析自体が難しく何から始めたらいいか分からないから自己分析は自分自身と向き合う作業です。「自分のことは自分が一番よくわからない」という言葉があるように、自分を客観的に見つめることは難しい作業になります。実際には多くの時間と労力も必要ですし、学校のテストのように点数が表れるものでもなく、明確な正解がないので、どのように始めていいか分からず後回しにする一因となっています。時間の余裕が無いから就活は、業界研究・企業研究・ES作成・面接準備など多くの時間を必要とします。それに加え、学校の授業やゼミ、部活やサークル、バイト、長期インターンなど普段の学生生活もありますし、特に就活が本格化している大学3年生はリーダーや幹部を務めているケースも多く、毎日多忙な生活をしていることが多いです。そのため、どうしても目の前のことに一杯になってしまい、自己分析に十分な時間を割けずにいることが考えられます。自己分析をやるメリットがいまいち分かっていないから自己分析とは、自分の価値観や強み・弱みを明確にしながら将来のキャリアビジョンを明確にしていくプロセスです。そうしていく中で、自分の夢やビジョンを実現できる業界、本当にやりたいことができる業界や企業はどこなのかを明確にしていく必要があります。しかし、多くの学生が、「大手、ホワイト、有名な企業に行きたい」といった感覚で志望企業や業界を絞ってしまっています。自己分析の本来のメリットを理解できてない為、自己分析をないがしろにしている学生は多いです。自己分析をサポートしたり指導できる人が少ないから我究館のように自己分析を適切に導いたりコーチングできるサービスが少ないことも一因となっています。自己分析は一人で行うことがほとんどですが、そもそも1人で取り組んでも客観的な評価が得にくいため質の高い自己分析ができません。就活の対策をできる人はいても、自己分析について適切なアドバイスやコーチング、サポートができるサービスがほとんど無い為、難しくて後回しにする学生は多いです。一般の就活塾などは、基本的にはES対策や面接対策といった表面的な就活対策のサポートしかしていないことがほとんどなため、その土台となる自己分析の十分なサポートが得られることは少ないのです。また、大学やキャリアセンターなどが提供するサポートやキャリアコンサルティングはありますが、そもそも予約が取りにくかったり、数名の相談員で数百人~数千人の学生の相談に乗る必要があるため、サポートの質も低くなりがちです。 自己分析をやるメリット面接やESなど、あらゆる就活対策につながるからマイナビが出している「学生就職モニター調査」によると、毎年のように「就職活動でもっと早く取り組めば良かったことランキング」の1位が「自己分析」です。自己分析は重要だと分かっているのに、多くの学生が毎年後回しにして同じ後悔をしています。自分のことが分かっていないのに、自分をアピールすることはできません。何が美味しかったり何が特徴なのかよくわからないレストランに入ろうとは思わないですよね?まずは自己分析によって自分のことを理解し、自分のどんな強みや価値観がアピールできるかを知りましょう。「本当にやりたいこと」が明確になり就活の目的が定まるから自己分析によって自分の生きてきた人生のストーリーを把握します。そして自分がどんな人間なのかを見つけます。それが明確になると、「本当にやりたいこと」が明確になり、ブレない就活の軸ができるようになってきます。自分がやりたいことは簡単には出てきません。しかし、今までの人生の中に必ずヒントはあります。過去を振り返ることで、現在の自分、そして未来の自分が見えてきます。自分がやりたいことが明確になることで、他の学生と比べて話の一貫性や熱意において大きく差別化できます。自分に自信が持てる就活の選考においては自分に自信を持っている学生が有利なことは言うまでもありません。自己分析によって自分自身のことをしっかりと理解することで、「今までこんな人生を生きてきて、こんな価値観があるからこの企業でこれをやりたい」ということを言語化することができます。この一貫した信念ができることで自分に自信を持て、就活でも堂々と自分のことを語れるようになることも大きなメリットの一つです。 まずはこれをやる。簡単な自己分析のステップステップ①自分のコアを探る今までの人生の中で、楽しかったこと、嬉しかったこと、充実していたこと、幸せだったこと、好きなことはなんですか?できるだけたくさん挙げ、なぜそう感じたかという理由もセットで書き出しましょう。それが終わったら、それらにどんな共通点があるかを確認しましょう。それが、あなたがこれからの仕事や人生で追いかけていきたい価値観になる可能性が高いといえます。ステップ②コンプレックスは何かを明確にする今までの人生の中で、悔しかったこと、寂しかったこと、悲しかったこと、満たされなかったことはなんですか?できるだけたくさん挙げ、なぜそう感じたかという理由もセットで書き出しましょう。誰が見るものでもないので、正直に書き出しましょう。それが終わったら、それらにどんな共通点があるかを確認しましょう。それが、あなたのコンプレックスであり、本質的な弱みでもあります。これからの仕事や人生でも弱点やブレーキになる可能性が高いといえますし、逆に克服するためやブレークスルーを起こす起爆剤になり得ます。まずはこのコンプレックスを明確にして、そういうコンプレックスを持っている自分を認めるような意識を持ちましょう。ステップ③あなたはどんな人間なのかを知るあなた自身を一言で表すと、どんな人間ですか?そしてそれはなぜですか?大切にしてきた価値観やこだわり、強みはなんですか?①と②のステップで集めた材料を活かして、以上の質問に対する自分の答えを考えていきましょう。他人と比べる必要はありません。今までの人生を振り返りながら、自分自身が何をしてきて、そしてこれから何をしていきたい人間なのかを言語化しましょう。ステップ④本当にやりたいこと=BHGはなにか以下の項目について、自分の本音を考えていきましょうBeing(ありたい姿)はなんですか?これからどんな人間でありたいか。人格、性格、能力など理想の状態を言語化しましょう。Having(何を手に入れたいか)はなんですか?収入、家族、ライフスタイル、肩書き、名誉、地位、ステータス、家、車…なんでも構いません。正直に欲望のまま言語化しましょう。Giving(何を与えていきたいか)はなんですか?社会にでてどんな影響を与えていきたいですか。社会人になるということは、世の中に価値を提供し、その対価として給料を貰うという行為です。あなたは世の中にどんな影響を与え、どう社会を変えていきたいですか。まとめ自己分析は自分の強みや弱み、そして価値観を明確にして自分と向き合うための重要なプロセスです。しかし、「難しい」「面倒くさい」というイメージを持っている人も多いかもしれません。そんな人こそ、まずは上記の簡単なステップに沿って自己分析を進めることで、初めての自己分析を簡単に行うことができます。自己分析に正解はありませんし、正解を知っているのは自分自身です。まずは、とりあえず…という気持ちで大丈夫なので、少しずつ始めてみましょう。もっと、自分自身を深く知りたいという人は、ぜひ『絶対内定』の94枚のワークシートにぜひチャレンジしてみてください。