今や就活生にとって当たり前になりつつあるインターンへの参加。周りも参加してるからこそ、参加を意識する人は多いが、実際に企業を選ぶ中で苦戦する方も多いのではないでしょうか。本記事は、インターンの選び方について詳しく解説します。この記事を読めば、インターンどのようなプロセスで申し込めば良いかわかるようになりますので、是非参考にして下さい。 目次社会経験のない学生に自分に合ったインターン企業選定は難しい企業を選ぶ前に認識すべき事があります。それは、「就活生に自分に合う企業を見つけるスキルはない」ということです。インターンから就活が始まり、いきなり会社を選ばなければならない。そんな状況で浮かぶ企業は今までの人生で見たり聞いた事のあるいわゆる大手企業。おそらく数社だと思います。就活生はその数社の中から自分に合う企業を探そうとします。しかし残念ながら、この方法で企業を選ぶのは視野が狭すぎて危険です。日本には約367万社もあります。就活生一人一人に合う企業は、既に知っている数社の中より、それ以外の会社に該当する事が圧倒的に多いのです。それゆえ、その約367万社から効率良く自分に合う企業を探し、インターンにエントリーする必要があります。その時に有効な方法は、皆さんの身の回りの社会人にアドバイスをもらう事です。社会人は自分の会社や取引先を含め、様々な職業の人と関わっています。関わる中で、どんな人にその仕事の適性があるかを判断できるようになっています。それゆえ、親やアルバイト先の社員等、身の回りの自分をよく知る社会人に自分の特徴に合う企業や業界が無いかを聞く事が、効率良く企業を選ぶ上で重要となります。 インターンの種類インターンは複数種類があります。期間・内容・選考ありかなしか等様々な分類方法がありますが、今回は分かりやすく期間別でご紹介します。1dayインターン読んで字の如く1日で完結するインターンです。参加ハードルが低く、学生も参加しやすいため大企業から中小企業まで幅広く開催します。内容は簡単な仕事理解のためのグループワークと社員座談会、会社説明会が実施される事が多いです。1日のみのため、内容自体は薄くなりがちで、参加の意味を見出せない事態は発生しがちです。1dayは実際の社員に会えるチャンスなので、事前に質問を持っていき、社員の生の回答をもらう事を目的にすると意味のあるものになるでしょう。短期インターン(2日〜2週間)短期インターンは選考を要する事が多いです。限られた自社に合う可能性が高い就活生に自社理解を促し志望度を上げ、早期選考に呼ぶ目的で実施されるケースが主となります。仕事体験やプレゼンを要するグループワークが行われることが多いです。企業と濃密に関われるだけでなく、就活生の素の表情が見られるため、短期インターンを通じて早期選考に呼ばれた場合は内定の可能性が通常よりも高いと考えると良いでしょう。長期インターン給与をもらい、数ヶ月単位で実際の仕事を経験するインターン。主にベンチャー、スタートアップ企業が実施され、学生アルバイトとして勤務する形になる事が多いです。上記の1day、短期インターンと違い、選考を有利にする目的ではなく、ガクチカを作る目的でアルバイトとして参加する事ができます。 インターン先の選び方自分に適性がありそうな企業で選ぶ誰もが入社してから活躍したいはず。そのためには、自らの今までの経験や性格が活かせる場所を選ぶ事が重要です。適性のある企業を探す上でやるべき事は、自分の事を知っている社会人に自分に向いてそうな仕事を聞く事です。アルバイトの社員でも親でも構いません。上記の通り、社会人は働く中で様々な会社で働く人と出会っているため、あなたに合う仕事を提案してくれる可能性が高いのです。是非複数の社会人に自分が向いてそうな仕事を聞いてみましょう。また、過去のポジティブな経験の共通点から、自分の強みについて自己分析をすることも有効です。自分の強みを発揮できる企業であれば、入社後も生き生きと働ける可能性が高いでしょう。インターン期間の長さで選ぶガクチカを作りたいや実際の仕事を濃密に経験したい場合は長期インターンを選びましょう。自分が比較的興味がある企業に対しては短期インターンを選び、そこまで興味がないが一度詳しく話が聞きたい場合は1dayインターンを選ぶ事がおすすめです。自分のやりたい事や興味で選ぶ自分に身近な企業や漠然とでもやりたいことがある企業のインターンは是非応募してみましょう。具体的な企業が思い浮かばない場合は、是非身の回りの社会人に自分のやりたい事や興味を話してみましょう。社会人での経験をもとに、希望に叶う可能性のある仕事を教えてくれるでしょう。早期内定が期待できる企業を選ぶ就活は一つ内定を獲得すると安心感が湧き、その後の選考を落ち着いて受ける事ができます。そのため、戦略的に早期に内定が得られやすい選考を受け、内定という安心感を得るという戦略もあります。ベンチャー、コンサル、人材業界等は早めに内定が出るので、参考にしてみて下さい。企業が選べない時は業界研究インターンを選ぶ企業を選ぶのが面倒な方は是非「業界研究インターン」を選んでみましょう。その業界に所属する企業がわかりやすく業界について教えてくれます。ネットの情報より詳細に話が聞けるため、自分のやりたい仕事に出会える可能性があります。まず一つ目のインターンとして選んでみるのも良いでしょう。インターンを選ぶ時の注意点インターンを受ける目的を設定する「自分は何のためにインターンを受けるのか」。明確な目的がないとインターンを選ぶ基準がなく迷ってしまいます。インターン選考の志望動機の対策にもつながるため、インターンを受ける目的を明確にしていないままインターンを選んでいないか注意していきましょう。選考のプロセスをしっかりと確認するインターンを選ぶときは、そのインターンの内容だけでなくどのような選考プロセスがあるのかについても見ておきましょう。複数のインターンを受ける方にとって、スケジュール調整は大切になります、うっかりと締め切りを見落としていたということがないように、どのような選考がいつまでにあるのか確認していきましょう。知名度や給料の有無だけでインターンを選ばない何となく大企業だから、高い給料が出るからといった表面的な理由だけでインターンを選ぶことは避けましょう。インターンを選ぶ基準の一つとして使うことはありですが、それだけだとESや面接で人事の方に気付かれ選考にも落ちる可能性が高いです。あくまであなたならではのインターンを受けたい理由と目的を考えるようにしましょう。インターンシップに参加するための準備インターンに参加する目的を明確にするインターンは自分に合う企業を見つけるために参加するべきです。そのため、その企業が自分に合いそうなポイントをホームページ等を通じて適当で良いので箇条書きしてみましょう。そして、その項目の詳細情報をインターン当日に確認すれば自分にその企業が合うか判断できるでしょう。業界研究ガイドや仕事内容をざっくり見ておくインターンで実施される企業の説明がスムーズに理解できるよう、業界地図や仕事内容をさらっと見て何となくその企業の事をイメージしておきましょう。事前に調べる事で分からない・気になる事が明確になり、当日の質問事項ができるでしょう。選考対策選考ありのインターンの場合、選考対策が必須です。下記の準備をしておきましょう。・エントリーシート(自己PRとガクチカの200字versionと400字versionが主に必要)・面接練習(自己紹介、ガクチカ、自己PRは最低語れるようにしましょう)・筆記試験勉強(SPIを使用する企業が多いため、迷ったらSPIの勉強をしましょう)インターンを通じて志望企業を絞る方法インターンを受けて終わりにしてしまう就活生が多いですが、それでは勿体無いです。インターンは最終的に自分が本選考で受けたい企業を見つける事や行きたい企業の早期選考に乗るためであるべきです。そのため、インターン後は下記を実施しましょう。①②を毎度繰り返す事で自分の行きたい企業を絞る事ができるでしょう。①インターン後、その企業のGoodポイント、Moreポイントを言語化。②身の回りの社会人にその感想をシェアし、Goodポイントがより濃く感じられる仕事を提案してもらう。このようなやり方もあるため、ぜひインターンからの志望企業の絞り込みにご活用ください!まとめインターンは就活を成功させる上で必須で参加すべきイベントです。何も考えずに適当に参加すると、意味を感じずいつの間にか本選考に突入する事になってしまいます。本選考時に行きたい企業が絞れるているよう、必ず社会人の力を頼りましょう。もし頼れる社会人が居ない場合はキャリアセンターや就活塾等を頼ってみる事をオススメします。