24卒の内定獲得者は理想の内定を獲得するために、どんな志望動機を書いてエントリーシート作成や面接に臨んでいるのでしょうか。そして、どんな話し方で自身の人材としての価値や熱意を表現しているのでしょうか。今回は過去10,000人以上の卒業生を輩出してきた我究館が、内定する志望動機の特徴について解説させていただきます。就活で成功できる学生の志望動機には、以下のような特徴があります。 目次自己分析で企業選びの軸が明確になっている内定を獲得する学生は、自己分析を徹底的に行い、自身の価値観やキャリア目標に基づいて企業を選ぶ軸を明確にしています。彼らは、深く鋭い自己分析を通じて、自身の強みや興味・関心領域を把握できていますので、それを企業とのマッチングに活かしています。それなくして、選考を通過する素晴らしい志望動機は表現できません。企業との相性や自身の成長につながるポイントを具体的に示すことで、志望動機がより洗練され、心から納得した内定に向けた自己アピールが強化されます。 徹底的に業界・企業研究ができている理想の内定を獲得できる学生は、業界や企業に対して徹底的な研究を行っています。特に、24卒の学生たちは、コロナ渦が収束し、働き方や業界構造が大きく変わった中で、就職活動に取り組みました。コロナ渦の営業以外にも、世界的な物価高、円安、原料価格の高騰、SDGsの理念追及など、企業は多くの課題を抱えながら事業を推進していく時代になりました。したがって、業界の動向や企業のビジョン、事業戦略などについて深い洞察を持ち、多角的な視点から企業や社会を理解していく能力は、以前よりも重要視されています。あなたが志望する企業の特徴や強み、課題について、もっともっと研究し、志望動機に組み込むことで、採用担当者にあなたの真摯な姿勢、そして夢や希望が伝わります。 その企業で何をやりたいかまでが明確理想の内定を獲得できる学生は、志望する企業で具体的に何をしたいのかを明確に把握しています。自身のキャリア目標と企業のビジョンや事業戦略を重ね合わせ、あなたがその企業で果たしたい役割や貢献を具体的に描くよう心がけましょう。将来の展望や自身の成長意欲を示し、志望動機をさらに具体化することで、他者と異なる内定へのアピール力が強まります。社会人訪問で企業の現実も知っている内定を獲得できる学生は、社会人訪問や企業説明会などの機会を活用し、企業の現実を知る努力をしています。社員との対話や現場の雰囲気を体験することで、企業の文化や働き方について具体的な理解を深めています。このような経験をもとに、自身の志望動機に現実的な視点を加えることで、内定へのアピールがより具体的になります。本気の熱量がある内定を獲得できる学生は、志望する企業への本気度や熱量が感じられるものです。情熱や意欲を持って仕事に取り組む姿勢を持ち、企業への貢献意欲を具体的に表現します。自身の強みや経験を通じて、「なぜその企業で活躍したいのか」を説明し、採用担当者に自身の真摯な姿勢を伝えることが重要です。志望動機の基本的な伝え方良い例① 「私はIT業界に強い関心を持ち、その中でも貴社の成長力と技術力に魅力を感じました。独自の開発手法や最新のテクノロジーを駆使し、お客様に価値を提供することに情熱を持って取り組みたいと考えています。学生時代の経験や学習を通じて習得したプログラミングスキルやチームワーク能力を活かし、貴社のビジョンを実現する一員として貢献したいと思っています。」良い例② 「私は持続可能なエネルギーへの関心が高く、貴社が再生可能エネルギー分野でリーディングカンパニーであることに魅力を感じました。私は環境保全に貢献する仕事に携わりたいという強い意志を持っており、貴社の技術力と取り組みに共感しました。学生時代に取り組んだ、環境への負荷を減らす技術開発や持続可能なエネルギー普及のための啓発活動の件権、そして貴社での経験を通じて、今後も地球環境に貢献する仕事に熱中したいと考えています。」これらは、まだ具体性に欠けますが、方向性としては良い例と言えます。悪い例は、以下のようなことが読み取れてしまう内容です。「貴社は有名だから応募しました。」「給料が高そうなので興味があります。」「内定がもらえて、就活を終われればいいなと思っています。」「特に何も考えていないけど、とりあえず応募しました。」このようなことを直接的に表現しなくても、志望動機が表面的で非常に具体性に欠けたものとなっていると、採用担当者はその本質的な心理状態を見抜きます。志望企業に対する研究や業界への理解が不足しており、自身の成長や貢献意欲についてもほとんど触れられいない、または、そのように受け取られるような文章にならないよう、志望企業に対する具体的な関心や魅力を示し、自身の経験やスキルを活かして貢献したいという意志を表明しましょう。加えて、良い例がよりよくなるためには、自分の大切にしている価値観に言及することです。そのためには徹底した自己分析が必要になります。まとめ以上が、心から納得した内定を獲得できる学生の志望動機の特徴です。志望動機を具体的にし、自身の熱意や志向を明確に伝えることで、内定獲得への可能性が高まります。自己分析や研究を通じて、志望する企業に対する深い理解を持ち、自身の強みと企業の要求とのマッチングを図りましょう!