面接やESで必ずといっていいほど聞かれる自己PR。「何て書いたらいいかわからない」「自己PRやガクチカがない」「どう書いたら内定に繋がるのか」と困っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、24卒で内定を獲得した学生の自己PRの特徴を紹介し、それぞれのポイントを伝えていきたいと思います。この記事を読めば、内定に繋がる魅力的な自己PRを伝えるができるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。また、今後就活に向けてどのような経験を積むと良いのかということもわかるので、まだガクチカがない人や何かにチャレンジしていきたい学生もぜひ参考にしてください。 目次24卒で内定を獲得している学生の自己PRの特徴として、次のような経験を伝えられていることが多いです。・幼少期からの生い立ちや経験・全力でやり切って結果を出した経験・多様な人々を巻き込んでまとめあげた経験・学業で結果を出した経験・グローバル経験これらをそれぞれ下記に解説していきます。幼少期からの生い立ちや経験を伝える自己PRを伝える上で、幼少期からの生い立ちや経験を伝えることはとても大切です。なぜなら、自分の価値観や強みは、一朝一夕に生まれるものでなく、その人の今日までの人生で育まれるものだからです。大切にしてきた価値観や強みは何か、それはどのような環境や経験から育まれたものなのか、それを活かして今までどのような結果や成果を出してきたのか、そしてこれからそれをどうやって活かしていきたいか。これらに注目しながら自己PRを伝えるようにすることが大切です。その為にも、自己分析はしっかりと時間をかけて丁寧にやっていきましょう。 全力でやり切って結果を出した経験昔から体育会の学生は企業からの評価が高いですが、近年はさらに評価が高くなってきています。理由は、「地道な努力を重ね、結果が出るまでやり切る」習慣が身についているからです。社会人になると、しばらくの間は下積みのような心身ともにタフな仕事をさせられることがあります。また、いきなり大きな仕事を任され、プレッシャーや責任感が重くのしかかることもあります。このような経験は、どの社会人も一度は経験しているはず。しかし、途中で腐ってしまい、早期離職する新入社員が後を絶ちません。これは本人にとっても企業にとっても大きな損失です。やりたくないことや苦しい状況下でも、結果に向けて努力を続けられるかどうか。この点は、体育会の学生に限らず、全ての学生に対して見られている点です。 多様な人々を巻き込んでまとめあげる経験会社という組織は、同僚や部下、上司、クライアントなど様々な人達と関わっていく場です。そんな中、時代と共に様々な価値観を持つ人が増え、そんな人達とどのように力を合わせ、周囲を巻き込みながら結果を出せるかどうかが問われています。意見の衝突や価値観の相違があったとしても、コミュニケーションをとっていきながら1つの結論を導いたり、プロジェクトをやり遂げる事ができるかどうか。仲良しサークルの友人達というよりも、様々な世代や国籍をもつ人達と協力し何かを成し遂げた経験がある学生の方が、より評価されやすい傾向にあります。 学業で結果を出した経験「学生の本分は学業である」という言葉があるように、学業のことやTOIECの点数、GPA(Grade Point Average)を聞いてくる企業は少なくありません。成績の結果を聞く事で、思考力や努力量、勤勉さがわかりますし、学部を選んだ理由、ゼミの所属理由、卒論や研究のテーマからその人の興味関心や一貫性まで確認することができます。グローバル経験価値観が多様化してきており、日本の国際競争力が年々下がっている昨今、企業の海外進出や海外のマーケット拡大を視野に入れた経営戦略を描いている企業は多いと言えます。そんな中、英語力を初めとするグローバル経験は重要な経験となります。しかし、グローバル経験を積む学生も年々増えており、ただ「海外留学した」「TOIEC900点とった」という経験だけでは評価されなくなってきています。海外で「何に挑戦してきた」のか、「何を目的に行った」のかといった、目的意識や達成度も見られています。特に問題意識の高い学生は、コロナ渦でも海外で挑戦する方法を模索し、何としてでも海外に行くんだという強い気持ちをもって旅立っていきました。留学でも旅行でも海外インターンシップでも、背景にある「思い」と「それが実現できたかどうか」が大切です。まとめ上記のような経験がある、あるいは複数経験している学生の自己PRは企業からの評価が高く、多くの内定を獲得した傾向がありました。もしまだ「ガクチカがない」「自己PRできるものがない」といった学生は、ぜひ上記の経験の中から意識して何かを始めたりチャレンジしてみましょう。