学生時代に頑張ったこと、通称「ガクチカ」。ESや面接で必ず聞かれるこのガクチカですが、「何を書いたらいいかわからない」「どう書いたら採用担当者にうまく伝わるのか」「ガクチカを書くのに何時間もかかってしまう」と困っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、ガクチカを書くときのフレームワークを紹介し、それぞれのポイントを伝えていきたいと思います。このフレームワークを活用すれば、ガクチカを30分で書く事ができるようになるので、ぜひESを書く際に参考にしてみてください。 目次学生時代頑張ったことを書くときのポイントは?学生時代頑張ったことで自分をアピールするために意識したいポイントについて解説をしていきます。取り組みへの価値観や思いを伝える「なぜそれをやろうと思ったのか?」「なぜ頑張れたのか」「どんな思いで行動したのか」など、学生時代頑張ったことの背景にあるあなたの思いや価値観は伝えるようにしましょう。学生時代頑張ったことを通じて、面接官はあなたの人柄や考え方を把握しようとしています。ただ頑張ったことを事実として伝えるだけでなく、あなたの価値観や思いも合わせて伝えることであなたらしい学生時代頑張ったことに仕上がります。結果ではなく過程を重視するもちろん学生時代頑張ったことに結果が伴っているに越したことはありません。しかし、面接官がもっとも見ているポイントは、あなたが学生時代頑張ったことを通じて出した結果ではなく、どうやってそれに取り組んだかです。学生時代頑張ったことの過程で面接官はあなたの行動力や思考力、課題にぶつかった時の対応を見ています。しっかりとどのような過程で結果を出そうとしたのか詳細に伝えられるようにしましょう。仕事への活かし方を伝える学生時代頑張ったことによって、何を学び、それをどう社会に活かしていきたいのか。ただ頑張って終わりではなくて、その経験を用いて受ける企業に活かせることをアピールしましょう。このように将来の活躍のイメージまでできたエントリーシートであれば、過去から未来への一貫性のあるものとなり、通過する確率はぐんと上がるでしょう。学生時代頑張ったことのフレームワークガクチカは、以下の4つのフレームに当てはめて書いていきましょう。①行動したこと(主体性を持って取り組んだこと)②価値観やコア(それに取り組んだ背景や想い)③PRできるポイント(取り組みの中で特に頑張ったこと)④結果(実績、得たもの、学び、今後の抱負) 主体性を持って取り組んだこと何を頑張ったのか、まず結論を先に書きましょう。企業の採用担当者は、何千何万ものESを見ます。なので1行目からパッと見ただけでもわかりやすく、具体的に何の話なのかがわかるように書きましょう。良い例:私が学生時代頑張ったことは、カフェのアルバイトで新規顧客施策を提案し、店舗の売り上げを20%アップさせたことです。悪い例:私が学生時代頑張ったことは、アルバイトです。 取り組んだ背景や思いなぜ上記の行動を取り組もうと思ったのか、背景や思いを書きましょう。取り組みを始めるにあたってのきっかけや感情、状況などの話から、自分の価値観や信念が伝わるように書きましょう。 PRしたいポイント上記の行動の中で、特に力を入れたシーンや事実を書きましょう。どれくらいの時間を頑張った、どれくらい困難だったか、困難をどのように乗り越えたのか、など読み手がその状況を思い浮かべられるように書けるといいでしょう。結果や実績行動の結果や実績を書きましょう。優れた結果や実績が出ていなくても大丈夫です。行動をした中で学んだことや今活かせていること、反省点や今後の抱負を含めて書いてみましょう。ESガクチカの良い例下記にガクチカの良い例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。【ガクチカ例】全国大会常連の体育会系創作ダンス部内で、3人の初心者男子と小チームを作り、「我々が部のキーパーソンになる」という目標を定め、達成した。私は大学時代、ダンス経験ゼロから日本一を目指す創作ダンス部に入部、同じ未経験者の同期3人と意気投合した。そこで私は、「ただの一員ではなく、部のキーパーソンとして日本一を目指そう」という目標を発起し、彼らと4人でチームを結成した。入部当初、先輩や経験者用のメニューに参加できず、毎日悔しい思いをしたが、週50時間の練習に加え、毎朝7時から自主練習をこなした。先輩方の表現力や技術から学び吸収したことを4人で共有し合ったことや、人によっては感性や表現方法が異なるので、各自練習ノートに整理してまとめたことも、上達につながったと思っている。結果として、3年時には定期公演の一作品を4人で任されるまでに成長する事ができ、部としても4年時には全国3位の結果を手にすることができた。このように、たとえ0からのスタートであっても、努力の継続が後に大きな成果を生み、自信につながることを実感できたので、この経験はまたとないチャレンジングなものであったと考えている。(491文字)まとめここまでいかがだったでしょうか。ESはまずは書いてみることがはじめの一歩として大切です。最初は完成度が低くても大丈夫です。少しずつブラッシュアップをしていきましょう。上記で紹介したフレームワークを使って早速ESを描き始めてみましょう。