6月から7月にかけて夏インターンの選考に向けて、ESを書き始める時期になります。就職活動はほとんどの人にとって初めての経験なので、何をしたらいいのか、何から始めたらいいのかがわからず、混乱することが多いでしょう。夏インターンの選考にあるESでは学生時代頑張ったこと(通称ガクチカ)を聞かれることがよくあります。コロナ禍での大学生活を強いられている皆さんにとっては、このガクチカを書くことが大変な人もいるでしょう。ここでは、初めてESやガクチカを書く人に対して、NGな事例と共にどう書いたらいいのかということを紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください! 目次良いガクチカと良くないガクチカの違いとは?まずは結論から述べたいと思います。良いガクチカ:主張したいこと(企業にアピールしたいこと)が明確になっていて、かつ実際に行ったことが書いてある文章良くないガクチカ:実際に行った事実だけが書いてある文章「ガクチカに自分が頑張ったことを書いているのが、なぜ良くないのか?」と疑問に思った方もいるでしょう。前提としてESを提出する段階では、自分たちは選考されているという事実を忘れてはいけません。選ばれているということは、志望している企業に対して他の人よりも自分を選んだほうが良い理由が言語化されているかどうかが大事になります。この点はくれぐれも忘れないようにしましょう。 主張したいことの考え方良いガクチカを書くために大事なことは主張したいことが論点として定まっているかどうかです。よくある事例をいくつか挙げてみたいと思います。営業力と営業の長期インターンシップ多様性を尊重する力と留学経験寄り添う力と塾講師や家庭教師組織の効率化を促す力とスタバのバイト異なるモチベーションを整える力とゼミや研究室での活動粘り強さと研究活動当たり前を疑う力とビジネスコンテストプランの経験巻き込む力と新入生歓迎活動全体観に立つ力とサークルのOB会運営このように、自分の経験と主張したいことをセットにしているかどうかは非常に重要です。それはなぜでしょうか?先ほど述べた通り、企業は選考プロセスにおいて、ベターな学生(インターンに参加してもらう)を探しています。この点を踏まえると、ガクチカにただ頑張ったこと事実だけを書くことは不十分であることを認識してください。 良いガクチカを書くためのプロセス初めてガクチカを書く人は以下のプロセスを参考にしてみましょう。①ガクチカの概要と主張したいこと②なぜ自分がそれに取り組もうと思ったのか③乗り越えた困難④結果⑤まとめ(主張したいことの繰り返し)ESを書き始めたばかりの人が陥るポイントとして大きく2つあります。1つ目は、主張したい論点が定まっていないこと。2つ目は、論点に対してロジックが立っていないことです。どちらも共通点としては主張したいことが曖昧であること、絞り切れていないことがあります。選考のプロセスの中で、言いたいことを限定することに対して懸念がある人は多いでしょう。ただ、言いたいことが多すぎる文章は圧倒的にわかりづらく、内容がわかりません。重要なことを絞るプロセスを必ず行ってください。 実例を見て、学ぼう①ガクチカの概要と主張したいこと徹底的に生徒と向き合って勝ち得た高校受験の合格②なぜ自分がそれに取り組もうと思ったのか高校受験の時に一緒に受験を乗り越えてくれた先生の存在が自分には大きな存在、自分もそういう人になりたいと想い、塾講師のアルバイトを始めました。③乗り越えた困難私が担当したクラスの中に、非常に内気で勉強が苦手な子がいました。初めての経験ということもあり、最初はどのように接すると良いのかもわからず、自暴自棄になることもありました。先輩や教室長に相談する中で、その子の何が課題なのかを明確にすること、出来ることを提案することを教えてもらい、実践しました。最初は教えてもらったことがうまくできず、難しいこともありましたが、私の一生懸命な姿勢が少しずつ彼の行動を変えることができ、彼の勉強に対しての量と質が改善されていきました。④結果半年間一緒に頑張ったことで、彼の成績は偏差値20近くあげることができ、無事に志望校の高校に合格出来ました。⑤まとめ(主張したいことの繰り返し)私は、誰かの頑張りたいを応援できる人であることを目標に、粘り強く課題に取り組むことができます。社会人になってからも理想の実現に向けてこの力をいかしていきたいです。 まとめESやガクチカを書く上で大事なことは理解できたでしょうか?文章を書く上で大事なことは、事実を上手に書くことではなく、主張したいことを明確にすることです。就職活動において主張することを明確にするうえで自己分析は非常に大事になります。自己分析に不安のある人は15年連続1位の絶対内定2025を参考に、自分の理想に近づく一歩を踏み出してみてください!